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個人年金は必要ない

ニュースを見ていると若い人には年金が支給されない、老後に何千万ものお金が必要という報道を見かける。
会社にいると保険の営業が、老後の不安をあをってくるので、個人年金が無いと老後の生活が困るのではないかと思うことが有る。
20代でも、個人年金に加入している人が多いので、僕も同じように加入しようかなと思ったことがある。
個人年金に加入するとなると月に1万円程、積み立てることになる。トータルで見ると大きな金額になるから、加入する前に本当に必要か検討した。
検討してみると、個人年金は入る必要がないと思ったのでその理由について書いた。


個人年金は、すべて自分で払うから、税金で何割か負担してくれる、国民年金や企業が何割か出してくれる厚生年金に比べると還元率が低い年金になる。
国民年金や厚生年金だけでは、足りないと思うなら運用益を全て受け取れる確定拠出型年金に加入したほうがいい。
個人年金だと、運用益から、保険会社の経費や利益を差し引かれるから、確定拠出型年金と比べて利益が少ない。保険会社が潰れる場合は、運用益を受け取れない可能性もあると思う。
そのため、保険会社が扱う個人年金に魅力を感じない。
老後のことを心配して個人年金に加入して若い時のお金を積み立てる必要が無い、老後の準備は給与から引かれる国民年金と厚生年金または共済年金だけで十分だと思う。

年齢別平均資産を見る。
20代:279万円
30代:794万円
40代:1089万円
50代:2020万円
60代:2311万円
となっている。
年齢とともに資産が上がっていく。20代から40代は、勤続年数に応じて、資産額が少しずつ増えていく。
50代以降に資産が急に上がっていることがわかる。日本人は、生まれて死ぬまでに一番お金を持っているのは、死ぬ間際になる。そのお金を相続するのは、50代や60代の子孫だったりする。
また、この年齢になって仕事を辞めると、退職金が入ってくる人がいるから、急に上がっていると思う。
なので、若い時のお金を年取ってから受け取ることは、お金が一番無い時の自分からお金が有る時の自分に仕送りを送る様なもので、意味のないことをしている。
また、お金が無い時のほうがお金自体の値打ちが高く感じる。子供の時は、欲しいものが5千円位で買えた。社会人になると5千円は生活費の誤差ぐらいにしかならない。
若い時のほうが、遊びにしても色々なことができるから同じお金で、より楽しむことができる。
個人年金に入ることは、若い時の価値が高いお金を、ある程度資産をもってお金の価値が下がった後の老後に回すようなものだと思う。
若い時のお金は、老後までに運用して増やすことができる。年を取ってからより若い時のお金の方が価値が上がると思う。個人年金に入ると、途中解約するとペナルティが発生するので、より魅力的な金融商品に乗り換えができなくなる。


老後は、現役の時より使わなくなると思う。医療費は自己負担額が1割になる。大きな病気をして障害を持った場合は、治療費を自己負担しなくて済む。
医療がどの程度発展するかは、分からないが今の医療なら安く受けることができるかもしれない。
養う人がいない場合は、生命保険に入る必要もないし、通勤するための車の維持もする必要がない。


個人年金は、お金が無い時の給与から天引きしたお金を、資産を持った時に返金するものだと思う。
若い時のお金のほうが貴重だと思うので、使わないとしてもすぐに使えるようにしておいて、やりたいことができたときに使ってしまったほうがいい。