進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

子供部屋おじさんでいいじゃないか

子供部屋おじさんという言葉を聞いたことが有る。

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“子供部屋おじさん”が増加中? 岡崎体育も自称し大反響のネット新語、その実態は
最近、ネット上で「子供部屋おじさん」なる言葉が注目されているようだ。そもそもは、5ちゃんねるから発生した言葉と言われていて、定義は「実家の子供部屋で暮らしている未婚中年男性」とされているようだ。
特徴としては学習机が置いてある、ジャンプ漫画やフィギュアがそのままなどが挙げられるという。


未婚中年男性が実家暮らしをしえ居たら「子供部屋おじさん」と呼ばれるらしい。なんで未婚限定なのか分からない。
部屋に転がる子供の頃の遊び道具や小学生の頃からある学習机が鎮座する様子から「学習机おじさん」とも呼ばれるようだ。自立できていなおじさんのことを指すのだろう。

実家を出れば、自立したことになるのだろうか。実家を出ていても、支援してもらう人も居るから、自立したとは言えない。
そもそも、自立の定義ははっきり決めるのは難しいが、「誰にも頼らなくても、生活が出来ることだ」と思う。
実家を出ても、親に生活の支援をして貰っていては自立だとは言えない。逆に実家にいても自力で生活できているおじさんは、「子供部屋おじさん」と呼べない。

その定義に当てはめると、社畜は収入を会社に頼り切っているので、自立できていないといえる。
「子供部屋おじさん」は親に頼っていて、社畜は会社に頼り切っている。頼る対象が変わるだけで、どちらも自立できていない。
会社は、いざとなれば簡単に社畜を切るが、親は、簡単には切らないといった意味では社畜より「子供部屋おじさん」の方が安定しているかもしれない。

実家を出ている社畜は、会社に雇われてお金を稼いで生活をしている。社畜は、生活をする為のお金を会社に頼っていると言う意味では自立出来ていないかもしれない。

そう考えると、自立とはかなり曖昧である。それにしても「子供部屋おじさん」という言葉が生まれたのか。僕が思うに実家暮らしをしている人を非難したいのだろう。
非難の対象は、羨ましいと思うものであることが多い。
実家暮らしだと、家賃がいらない分、生活費が少なくて済む。生活費のうち家賃が占める割合は高い。僕の感覚だと半分位が賃料になる。
家賃を払わない分で、趣味にお金を使える。貯蓄に回すこともできる。

一方で社畜をしながら、実家を出て生活するとお金が残らない。
住宅手当は付かないし、給与も安い。労働時間も長いので、自炊して食費を浮かすこともできないかもしれない。そうなると、給与は安いく生活費が高いので、自由に使えるお金が殆ど残らない。
生活費が高いと、簡単に会社を辞めることが出来ないので、会社の言いなりになるしかない。結果的に、社畜になりたくない人でも、社畜的な働き方をしないといけなくなる。

僕は「子供部屋おじさん」でもいいと思う。
自立するのは、自力でお金が稼げる人がすればいい。自分で賃貸もしくは物件を所有するのは、住宅手当が付く会社に勤める人だけでいいと思う。
安月給の社畜が自立したり賃貸を借りて生活すると、お金に余裕が持てないので、いつまでも貯蓄が出来なくなってしまう。こうなれば、ブラック企業の思う壺だ。
自力で稼げたり、雇われでも高所得を得れる人はいいが、そうじゃない人も多いと思う。僕も稼げない内の一人だ。稼げない人にはそれなりの戦略で生き残るべきだ。
ある程度の貯蓄を持つまでは、「子供部屋おじさん」と言われて侮辱されても生活費を抑えて生活をするべきだ。


ある程度の貯蓄が有れば、仕事を辞めても何とかなると思える。今の仕事を辞めて、生活しやすいところの引っ越して、仕事を見つけるまでの生活費も払えると思えればかなり気楽に仕事の取り組める。
辞めれると思えれば、理不尽なことを言われても言い返せる。仕事のストレスで辛くなれば、すぐに上司に申し出ることもできる。それでも、辛ければ辞めればいい。
一方で貯蓄が無ければ、会社にしがみつくか。次を決めてから辞めるしか選択肢が無い。仕事が出来ない人からすると、貯蓄が無いと生き延びるだけで大変になる。
だから、ある程度のお金を持つまでは、馬鹿にされ、貶され、侮辱されても、コストが低い生活を心掛けるべきだと思う。
能力が高い人には理解できないと思うが、それぞれが、生きやすいと思う方法で生活が出来ればいいと思う。