進撃の社畜

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社会の底辺の人とは

「社会の底辺の人とは関わってはいけない」といった価値観を持ったサラリーマンを見かけることがあると思う。
僕は、このサラリーマンからすると「社会の底辺の人」とは、本業でアルバイトしている人や非正規社員派遣社員を指すのだろうか。
このような、価値観は、義務教育や、雇われでしかお金を稼ごうともしない両親に植え付けられた価値観だと思う。

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僕は、サラリーマンをしている時点で、社会の底辺だと感じる時がある。
サラリーマンをしている時点で、決まった場所に8時間以上拘束されて、上司や管理職に監視のもとに働くことを強制される。ひどい場合だとパワハラに耐えたり、残業までしないといけない。
頑張って結果を出したとしても、利益は、経営者や株主が持っていく。仮に100億円の利益を出したとしても、10億円すらもらえない。少しばかしの昇給か意味の無い賞を貰えるくらいだろう。
サラリーマンは給料、人間関係、仕事内容を選ぶことができない。フルタイムで働いたとしても、節約しなければ、お金が手元に残らないくらいしか稼げない。
そして、働かないと生活ができない。働くか働かないか選ぶことが出来ないので、働き続けないといけない。
その時点で、自分がやりたくもない事をやらないといけないし、自分の意志で仕事を休むこともできない。
給与の多い少ないはあると思うが、上場企業勤めのサラリーマンだろうが、フリーターだろうが、基本的には変わらない。
すこしばかり給料が高いくらいでは累進課税所得税制を敷いている日本では、手元に残るお金は対して変わらない。
正規雇用のサラリーマンと非正規社員派遣社員は、たいした差は無い。給与も手取りにすると大きな差は無いし、決まった時間、勤務地で働かないといけないことから自由な時間もあまりない。
なので、正規雇用のサラリーマンをしているからと言う理由で、他人を見下さない方がいい。


社会の底辺でない人は、資産があって生活に困らない人や、働かなくても収入を得ることが出来る人である。
このような人達は、仕事をするにしても勤務地を決めることが出来るし、好きな時に休むこともできる。
働かなくても生活ができる状態の人は、社会の底辺から抜け出した人だと言えるのだろうか。
完全にリタイアをした人、暇なときに労働をし、働かないと選択をできる早期リタイアを成し遂げた人は、資本主義では、勝ち組と言うことが出来ると思う。
また、働いている人でも、個人経営の会社の社長や自社の株の大半を持っている社長も上流階級だと思う。このような社長は、自分の収入を決めることが出来る。時間もある程度は自由に使うことが出来ると思う。
職場の人間関係も自由に選ぶことが出来る。
政治家でも生活をしていける程の資産を持っていて立候補したら当選様な人は、流階級だと思う。このような政治家は、誰からも必要とされて仕事をすることになる。
資産があるから、落選しても困らない。


僕は働かないといけない時点で、社会の底辺だと思う。正規雇用であっても、非正規社員派遣社員えあっても無職になったらお金に困る生活に直面する。
なぜ、このような価値観を持った人が居るのか。僕は、正規雇用を上流階級だと思い込む人が増えると得をするのは、経営者や税金を徴収している政府だと思う。
このような、価値観を持った人には、理不尽な要求ができるし、休みが少なくて給与が安くても、正規雇用にしがみつく為に不満を経営者に言うことなく耐えながらでも仕事をしてくれる。
経営者としては、利益を搾取できるから都合がいいサラリーマンとなる。
仕事を辞めないことで、ずっと税金を納め続けてくれる。失業しないことは、失業保険を受けることもないし、無職にならないので生活保護を支給することもないので政府にとっても都合がいい。
非正規社員派遣社員は社会の底辺の底辺だ」という価値観は、義務教育や、入社後に経営者の価値観を刷り込まれているだけだと思う。
「社会の底辺の人とは関わってはいけない」といった価値観を持ったサラリーマンは、経営者や政府に都合がいいように利用されているだけだ。