進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

日本はトップになれないのか

高度経済成長期はどこの国でもあると思う。成長しているときは、先進国に追いつて追い越すのでないかと思われる程成長している。
発展が遅れた国が成長することは、トップを取ることに比べたら容易なことだ。

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国の成長をマラソンに例える。
陸上競技のマラソンであれば、ゴール地点が分かっている。コースも決まっているので遅れを取っている選手が先頭の選手に追いつくペースで走ることは困難なことである。
これを国の成長に例えると、ゴールが何処に有るか分からない、しかも、複数有る。
先頭を走る国は、ゴールを手探りで探しながら走行している状態である。発展が遅れた国は、先頭の選手の背中を追いかけて走ることになる。
単純に走行ペースを比べると、遅れを取っている選手の方が早く走れる。先頭の選手のマネをすれば、成功することも分かっている。


今先頭を走っている国はアメリカである。
アメリカの製品をマネすれば、開発費が掛からないから安く作れる。
また、発展途上国の方が、人経費が安いので、更に安い製品を作れる。安い製品を海外で売ることで儲けて経済発展する。
ある程度発展すると、人経費が高騰するし、マネできる製品も少なくなる。


ラソンの話に戻ると、先頭の国に追いついて、背中がすぐ前にある状態である。
これ以上、早く走ると先頭を追い越して、自国が先頭になり、次に手探りでゴールを探す立場になと、同時に背中を追いかけられる立場になる。


今、アメリカに追いついて世界2位の経済大国になったのは、中国である。
中国は産業スパイなどを使って、アメリカのコピー品を売って利益を得る。不当に安い労働者を使う、人権無視してまで利益を得た結果、世界2位の経済大国になった。
中国の成長をみて、世界1位になると思う人が居たかもしれないが、そんなことはない。
マネをして成長することは、トップに立って手探りで正解を探すことに比べると容易である。


トップの国になるにはどうすればいいのか、僕には分からない。
おそらく、僕だけでなく具体的にどうすればトップに立てるか知っている人は居ない。当然だが中国の共産党員の中にも正解を知っている人は居ない。
正解を導くには、みんなが好きな事業をするしかない。
好きなことをしている人の中には、大きく成功する事業が出てくる。この成功した事業が正解である。
こうした正解する事業を多く出せる国がトップを走れる。成功する事業が沢山出せる国が、成長していける。


中国は、成功する事業を沢山出すことは困難である。共産党が主導で事業をするので、自由に事業が出来ない。
そうなれば、、事業の数自体が少ないので、当然成功する可能性も下がる。また、個人で成功しても、共産党員に乗っ取られるので、大きい事業にならない。
事業が成功すると、何の経験や知識が無い共産党の偉いさんが事業を仕切りだす。こんな環境で成功は困難すぎる。
中国は、良くても世界2位の経済大国止まりだろう。事業を個人が自由に出来ない限り、トップに立てない。
だからと言って、共産党が自由化を認めるとも思えない。そんなことをすると、共産党既得権益が無くなる。
共産党既得権益を何としてでも守りたい。共産党が無くならない限り、成功してトップになることは無い。


それなら、日本はどうなのか。
現状では、日本もトップの国になることは困難だけど、不可能ではないと思う。トップになるには日本にも障害が多い。
まずは、義務教育である。学校では、正解有りきで教育される。
こうした考え方は、発展途上国である頃は、有益な教育であった。先進国の成功事例をマネするして成功できた。
しかし、日本も先進国の仲間入りして、マネをしているだけでは成長できない状況である。言い方を変えると、正解が無い状況になっている。正解を手探りで探さないと成長できない段階にあると思う。
義務教育で正解が有るとされるが、今の日本ではこの正解がる前提が間違っている。


次に、学校を卒業すると、就職して長年会社に勤めてる考え方も邪魔だ。
会社に行くと、ミスをすることを異常な程嫌う。ブラック企業では、過剰に怒られてりする。こうした環境で仕事をしているうちにミスをしない仕事の仕方をする様になる。今までと同じやり方でしか仕事をしなくなる。
そうなると、新しいことに挑戦できなくなる。挑戦しないと、新しい事業が生まれない。
ブラック企業は他にも問題が有る。従業員が挑戦して成功しても、利益は全て経営者が持っていく。本人には、利益が無い。
しかし、挑戦してミスすれば、責任は本人に押し付けられる。こんな状況で挑戦する価値が無いのでしない。


日本が、世界のトップに立つには、無駄な義務教育を辞める。学校なんて最低限の勉強を学ぶだけの場でいいし。学校に行くかどうかは、本人の自由意思に任せる。
就職もしたい人だけすればいい。辞めたいなら簡単に辞めれる仕組みにするべきだ。
政府も、下らない政策ばかりしてないで、みんなにお金を配って好きなことをしやすい国にして放置するべきだと思う。
高齢の政治家が議論したところでまともな政策は生まれない。そんなことをする暇が有ったら、お互いの孫の自慢でもしていればいい。
みんなが自由に生きれる世の中になれば、成功者が多くでるはずだ。そうなれば、アメリカの様に新し事業が生まれるかもしれない。