進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

終身雇用は劣悪な労働環境の企業では維持出来る

トヨタの経営者が「終身雇用のインセンティブが無い」と発言していた。
こうしたことは経営者にはっきり言って貰う方が有難いし、経営者の仕事は会社の利益を上げることであって、従業員の生活を守ることでない。
従業員もリストラに合う可能性を考慮して、私生活を送る様になる。無理な借金をしない。生活の質を上げないで、貰った給与の何割かで生活する。準備していれば、会社が潰れたり、リストラに有って仕事を急に失っても困らない。

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困るのは、終身雇用を維持すると言う経営者である。
終身雇用を維持することにインセンティブがある企業は維持する。
どういう企業にとって終身雇用が都合がいいのかと言うと、安い給与で長時間労働をする従業員を抱える企業である。
一言でいうとブラック企業である。労働環境が劣悪なばかりに、人が辞めると次の人が来ない。
給与が安いので、派遣社員より安い給与で正社員を雇っている。ブラック企業の正社員は「ボーナスや手当が有から、契約社員より給与が高いから大丈夫だ」と思っているかもしれない。
しかし、ボーナスや手当はいつでもカット出来る。企業の利益が減れば、ボーナスや手当カットして、契約社員より安い正社員が出来上がりである。
給与が安い、もしくはいつでもカット出来る。慢性的に残業が有る企業では、終身雇用するインセンティブが有るから維持するだけである。従業員のことを思っているのでなく、経営者が利益を上げるための終身雇用である。
終身雇用を維持する企業で働いていても喜べない。定年まで働いた結果、ずっと搾取だけだれて人生が終わる可能性もある。


「終身雇用を維持する」と経営者が言っていても、後で「やっぱ、終身雇用辞めた」と言って撤回出来る。
終身雇用は雇用契約に書かれていないので、会社にとって従業員が不要になれば、リストラ出来る。リストラされても契約違反でないので、企業は賠償金を払う義務はない。
雇用契約書には「契約期間の定めが無い」と書かれているだけなので、法律に沿ってリストラは出来る。
そもそも、会社が無くなってしまったら、終身雇用の約束に全く価値が無いくなる。


厄介なことにブラック企業は、終身雇用を維持するのだから私生活を犠牲にしてでも働いて会社に尽くすことを求める。
定番は、仕事は感謝を集める為、お客さんの笑顔の為である。時代遅れのブラック企業は仕事はやりがいの為にと言ってくる企業は働くインセンティブが無い。
給与が直視できない程酷いので働く目的を、給与以外のものにすり替えようとしている。
これらの目的の為に、仕事をするとキリが無い長時間働けば、やりがいを感じれるから給与は少なくてもいいとなる。仕事に幻滅奉仕するほど客が喜ぶといった発想になる。
結果的に私生活を犠牲にして仕事をすることになる。
仕事をする目的を給与以外のものにすり替える企業では、終身雇用を維持されても迷惑なだけで、従業員目線で見ると全く利点がない。
給与が安い企業に限って、終身雇用を維持したがるだろう。
仕事を続ける価値が有るか無いかは、給与明細を見れば手っ取り早い。残業時間が長くて給与が安い企業では、定年まで働く価値が無い。
こうした企業では、給与分だけ働けばいい、安い給与を貰う為に、私生活を犠牲することは辞めよう。


終身雇用を維持する企業に勤めていても喜べない。給与が安い場合は、終身雇用を利用して従業員を搾取す尽くそうとしているだけである。
なので、終身雇用が有るから、会社に尽くすことは辞めよう。仕事は給与分にするべきだ。
終身雇用が有ろうがなかろうが、仕事は無くなる前提で生活をした方が良いと思う。
準備していれば、職を失うとセミリアタイするきっかけにもなる。


労働者にとって終身雇用なんて無い方が良いかもしれない。