進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

繁華街でも欲しいものなし

最近物欲が無い。若い時は、これを買ったら人生が劇的に変わる。これは大袈裟だとしても、ネットや広告を見ていると欲しいものが沢山あった。
物欲を満たす為に、いろんなものを買ってきたが、満足したことが無い。欲しいものを買うと次欲しいものが出来るの繰り返し。薄い給与が余計に薄くなっていく。
所有欲は満たせないが、出費した分、労働は確定していく。所有欲を満たす為に、出費し続けると永遠の労働が確定する。
少ない給与では、辞めてゆっくりする余裕すらなくなるだろう。

ものを買ったら、人生が劇的に変わると思って、高いものでも買う経験をした人は多く居ると思う。劇的に変わった経験をした人は居ないはずだ。
そもそも、所有欲なんて存在しない。だから、購入した直後は嬉しいが、早ければ自宅に持って帰ったときには、冷めている。
所有すること自体はどうでもいいから、買った直後だけ嬉しい。1年後にはいつ買ったかも覚えていない場合もある。
物欲は、ものを獲得する喜びを感じている。だから、買った直後だけ嬉しくなる。
ものを所有することで劇的に人生が変わることが無い。

お金が有り余っている人や、高所得過ぎて、高級車を契約している間に、その支払いが出来る以上の収入を得る人は例外だとして、ものを買うときは「今後の人生が変わる」といった付加価値が無い状態でものを見て欲しい。
その商品にそれだけの金額を払う価値が有るかだけを考えて買うべきだろう。過去の買ったものがどうなっているかも考慮するべきだ。今買おうとしているものも、同じ様になる。
過去の買ったものが、定価で買い取って貰えるなら、売りたいと思うものは沢山ある。買わなければ、定価で買い取ってもらうのと同じである。
また、日本はものがあふれている。必要なものはもうすでに所有している。欲しいと思っているものの多くは必要が無いものである。
不要なものを買う為にお金を使うものどうかと思ってしまう。

労働者をしている間は、不要なものを買うたびに、自由時間が失われていくことも覚えていても損はない。
例えば、手取り時給が1000円なら、10万円使えば100時間労働に費やすことになる。
消費税もかかるので、1万円の税金を払う為に10時間働く。そう考えると、消費はアホらしくなってくる。
使うのは一瞬だが、そのお金を稼ぐには何時間も売らないといけない。

一括で払える分には良いが、ローンを組んで買うのは辛いだろう。
所有欲は存在しない。獲得する喜びを感じるだけである。一瞬の喜びを感じる為に、何年もローンを払うのは辛い。
繁華街でもローンを組んで商品を買えるみたいだが、そこまでして買う価値があるのか疑問に思う。
これらのものは、資産を生むことはない。高級ブランド品を買ってそれで、収入が増えたらいいが、増えない人ばかりだろう。

全ての借金がいけないとは思わない。借りた以上に資産を生み出す借金は良いが、物欲を満たすだけの借金はお勧めしない。
そもそも、物欲が無いからである。

物欲は存在しない、獲得する喜びを得るだけと考えだしてから、お金を使ってまで買いたいと思うものは減った。
現金で持っていれば、大抵のものはいつでも買える。今買う必要もない。
現金だと通帳1つで、1000万円までは、リスクが少なく所有出来る。かさばりもしないので便利だ。

お金を使わないと、別の問題が発生する。お金を持ったまま年を取っていくのでないか。
そうならない為にも、無理のない範囲内で使う方が良いかも。
この記事に書いたことは撤回する。どんどん、物欲を満たす為に使おう。