進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

残業は自分の為にやっている

職場に「俺は残業代が無くても残業する」と勇ましいことを言っている従業員がいる。僕が定時帰宅していると「なんで残業しないの、仕事以外にやることはあるの、無いだろう」とも言われたことがある。素晴らしい社畜精神の持ち主である。経営者からすると有難いばかりだろう。「それなら何時間でもサービス残業させてやるよ」と言われたら「はい。喜んで」と答えて、永遠に会社に住み着いて生活をするのだろう。 コロナショックの影響で、残業代を支給しないと所属する課からお達しがあった。そんな勇ましい従業員なら、残業代が無くても残業するもんだと思っていた。それが誰よりも早く帰っている。僕が定時になるとダッシュして駐車場に着く頃には、残業マスターは車に乗って駐車場から出て行っている。誰よりも早く帰宅している。残業なんてそんなもんなんだろう。会社の為に残業していると言いつつも、実際のところは、残業代が欲しいだけ。残業代が欲しいからしていると言うと、卑しいと思われるから、会社の為と称して残業をしている。もっと言うと、自分の為にしている。定時帰宅した給与では、今の生活が維持できないから自己都合で残業しているにすぎない。生活の為に残業をすると雇用契約違反になるから、正直に言えないだけだろう。その人はいい車に乗っている。定時帰宅では買えない車だろう。他の生活水準も高いと、長時間残業をしないと生活が維持できない。残業代で車の支払いをして私生活でも無駄使いをしている。 僕らも、残業をしたくないならやる必要がない。勝手に残業をする奴がいるから、残業が増える。仕事がないのに、残業をされると、無駄に残業代を払うので会社は損をする。そうなれば、残業をしないと間に合わない納期で仕事を組む。そうなれば、私生活で節制して残業しないでも生活が維持出来る人まで、残業しないといけない状況になる。本来、給与が少ないと感じるなら、経営者に給与を増やせと要求するべきだし、給与に満足しているなら、生活費が高いので下げるべきだろう。両方しないで、生活費を払うために残業代を稼ぐ姑息な手段を取っているにすぎない。定時で帰りたいなら、自己都合で残業している奴の言い分なんて無視して帰ればいい。