進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

プライマリーバランスの黒字化に何の意味が有るの

政府はプライマリーバランスの黒字化を目標としているが、何の意味が有るのか分からない。デフォルトでも目指しているのだろうか。
黒字化したいなら、財政支出を抑えて、増税すればいい。支出より、税収の方が多くなるので、新規国債を発行しないで済む。
こんな政策を続けるとどうなるのだろうか。
会計上では、誰かの赤字は誰かの黒字になる。政府が黒字化すると、民間が赤字になるだけの話だ。
また、政府は国債発行することで、お金を供給している。お金の供給が止まると、お金の価値が増す。今以上にお金を使わないで貯蓄をする人が増える。
お金の供給が止まり、民間は赤字化する。使わない人が増えるとモノを供給しても売れない。生産量を減らしていく。
民間の赤字化するので設備投資はしない。それどころか、意図的に生産を控える。生産が増えないので、給与を下げるか、解雇して無職を量産する。無職は、再就職が出来ないので、生活保護を求める。
給与が減るか、無職が増えるので、お金を使える人が減って、更に生産が減る。
最終的には、生産が出来ない企業が増える。自国内で、生産が出来ないと海外から買うしかない。
生産力が無いので、外貨は稼げないので、外貨を持っている間は良いが、尽きたら、外貨で借金をして、商品を買う。
円が変動相場だったら輸入品が高くなり、買えない事態に陥ると、固定相場にする。
そうなると、デフォルトする要因がそろう。

現在の日本の国債はデフォルトしないと財務省が言っている。自国建て国債で変動相場制の国債はデフォルトしようがない。
返済が必要ならお金を発行して返済すれば済む。変動相場なので、円安に誘導される。輸出関連の企業なら円安になって喜ぶ。
固定相場ならお金を発行して返済することが出来ない。相場が変わってしまう。
外貨立て国債も勝手に発行して返済できない。
デフォルトで有名な国は、ギリシャやアルゼンチンである。これらの国は、外貨立ての国債だからデフォルトした。
ロシアは自国通貨でもデフォルトしたのは、固定相場制だからである。
日本もプライマリーバランスの黒字化を進めて生産が出来ない国になれば、デフォルトする可能性が出てくる。

政府はなんの為にプライマリーバランスの黒字化を目指しているのか分からない。何をするにもリスクとリターンが有る。
デフォルトするリスクを背負ってまで、得ようとするリターンは何なのか分からない。

財政再建、コロナ影響でさらに遠のく PBの最新試算

www.asahi.com


欧米の複数の格付け会社は6月以降、コロナによる財政悪化を受け、日本国債の格付け(借金の返済能力の判断指標)の見通しを相次いで引き下げた。

この記事に、利点らしきことが書いてある。クオリティーが高いで有名なA新聞社しか、根拠のないことが書けないのだろう。
「借金の返済能力の判断指標」って何なのか分からない。自国通貨で返済できる国は高そうな能力だ。日本は、高い国であることに間違いない。
プライマリーバランスの黒字化すると、日本国債の格付けが上がると書きたいのだろうか。
欧米の複数の格付け会社は、デフォルトしたサブプライムローンにAAAの評価したところだろ。そんな会社の評価は当てにならない。
そんな、評価を気にして、損する必要はない。
個人に例えると、この服を着たらモテると雑誌の裏面の書いて有ったから、多額のお金を払ってその服を買うくらい馬鹿らしい。

長年、プライマリーバランスの黒字化をやってきたと思うが、その結果、30年間経済成長が出来なかった。
平成は平たく成る時代ともいわれても反論できない。給与も上がらない。収入が増えないのだから、新しいサービスやモノを作っても買うお金が無いから買えない。
その間アメリカでは、市場に有るお金が、3倍にもなっている。新しいサービスもアメリカで生まれている。
長年失敗してきたのだから、いい加減失敗に気が付つくべきである。

政府はプライマリーバランスの黒字化は、政府の目標から消した方が良い。黒字化と言っているが、実際には増税したいだけである。
これが有る間は、民間は儲けれない。給与も上がらない。日本の生産力が落ちていく。
ついでに政府もデフォルトする可能性が出てくる。