進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

もう安月給は辞めないか

給与を安く抑えることで、経営者は儲けることが出来ることは理解できる。企業の目的は儲けることだから、従業員の維持費は安い方がいい。
しかし、実際にやってみて考えているとうりにならないことは多くあるはず。給与も例外でない。

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給与が安いから生活費が安いとは限らない。
生活していくうえで、低所得者だから店員が気を利かせて、割り引きしてくれることは無い。
ローンを組んでも金利が年収に応じて変わることも無い。低所得だから生活費が他の人と比べて安いとは限らない。
フルタイムで働いていたら、他と同じ水準の生活がしたいと思うのも当然だと思う。
給与が安くても何とかして増やそうとするだろう。

会社員が手っ取り早く給与を上げる為には生活残業をする。生活残業は、生活をする為に敢て仕事をゆっくりして残業時間を延ばすことである。
経営者からすると残業時間が長い分よく働いていると考えるかもしれないが、実態は、仕事をゆっくりしている。仕事を多くこなしたからと言って、給与が増える事が無いので、ゆっくりすることを選ぶ。

僕は給与が安くて、生活残業に勤しむ人が沢山いる。
職場には、仕事中に雑談をしている人がいる。たまに集団で雑談している。
大の方のトイレにこもって出てこない人が居て、そのおかげてトイレが満室の時が多い。トイレにこもっているのに用を足している雰囲気が無い。まるで、ましゅまろでもしているようだ。
残業中にも入っている人が居る。もう帰ればいいと思うが、給与が安いと生活が維持できないからトイレに入ってでも時間を稼いでいるのだろう。
仕事に関係が無い回覧をずっと眺めていたり、仕事が無い人でも必ず2時間は残業している人が多くいる。
とにかく、仕事をダラダラしている人が多い。
こんな状況を見て管理職は注意するべきなんだろうが、しない。給与が安い企業では「残業している=頑張っている」と言った迷惑な価値観がある。
管理職は、生活残業を注意するどころか、残業をすることを推奨していいる。定時帰宅している人を捕まえて「残業をしてくれ」と言っている。
生活残業が止まらない状態である。

生活残業が有る企業では、ダラダラ仕事をする方が得する仕組みになっているので、生産性を上げる努力をしなくなる。
生産性を上げて、定時帰宅すると給与が下がって生活が出来なくなる。こんな状態で生産性が上がるはずが無い。

経営者目線では給与を安くしても、生活残業をされては意味が無い。従業員は、職場でダラダラ仕事をして時間を無駄にする。
採用活動にも悪い影響が出る。残業時間が多い企業はブラックである可能性が高いので、避けられる。
給与を安くしても誰も得をしない。

もう給与を上げたらいいのでないだろうか。給与を上げて残業を規制すればいい。
無駄な残業は減るので、給与を上げても人経費は変わらないはずだ。
残業が減れば、生産性を上げる努力をしたいと考えるはずだ。仕事が終わる時間が決まっているからこそ頑張れる。
定時帰宅できるなら、求人を出したときに応募する人の数が増えるので、人手不足も解消できる。