進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

給与の安い会社で生産性を上げる価値が有るのか

給与の安い会社も生産性を上げようと必死になっている。
経営者が勝手にやるならいいが、実際にやるのは従業員だ。

定期的に改善生産性を上げさせる為に、成果を毎月の様に発表させている。
担当者は自分の番が回ってきたら発表している。みんな改善して労働時間何時間短縮できた。効果金額は〇万円だと報告している。
内容はでっち上げである場合も有るが、今回は、本当に生産性が上がったとしておく。
今まで10時間かかっていた仕事が8時間で終わったら定時帰宅出来ると思うが実際に帰れるのだろうか。
給与が安いので定時帰宅したら支払いが出来ない。

給与が安いと残業代を加えてやっと手取りが20万円を超えるなんて冗談みたいな額の職場もある。
僕の職場も冗談みたいな給与なので、冗談みたいな働きをしている人が多いのは内緒だ。
定時帰宅の給与では生活費が支払えないとなれば仕事が無くても残業をする。
暇になる位仕事が無い時期でも、仕事をしたフリをしたり、不要な仕事を引っ張り出して、定時後も職場に居座っている。
副業は雇用契約で禁止されている。それにフルタイムで働いてそれから他の職場で働く元気もないだろう。
それに突発的な残業が入れば、副業もまともに出来ない。
結局、給与を増やすには残業代を稼ぐしかない。

生産性が上がったとしても残業せざるを得ない従業員が居るでは意味が無い。
折角、生産性を上げて仕事が早く終えても、無駄な仕事を引きずる出して残業まで持ち込む。
或いは、仕事を意図的にゆっくりして残業をするか。
他にも残業時間に入ってから仕事を始める方法もある。
あらゆる手段を使って残業に持ち込もうとする。
こんな従業員が居たでは、生産性を上げても残業は減らない。
改善して労働時間を2割減らしても2割余計な仕事を持ち込まれたでは意味が無い。もしくは、2割仕事をするペースを落とすか。

給与の安い会社では生産性を上げたところで効果は薄くなる。

それに改善した従業員の給与も上がらないとなればアホらしくなって、改善をでっち上げる人も出てくる。
効果金額を毎年100万円以上出して昇給が1万円未満ならやってられない。99%以上は、経営者がピンハネしていると気が付いてしまう。
それなら、適当なデータでもでっちあげて効果が出てるかの様に見せかけたくもなる。
過去の発表資料をそのまま使うのも有りだな。日付けだけ変えて、あたかも最新であるかの様に発表する。
何年も前なら経営者も気が付かないだろう。

真っ先に改善するのは、定時帰宅出来る給与を払う。次に、生産性を上げた人には、給与も上げる。
定時帰宅しても生活費が払える給与を払わないと生産性を上げても労働時間の短縮が出来ない。仕事が無くても「この仕事をしないといけなんだ」と言って職場に残り続ける。
改善して発表した人にも手当を付けないといけない。
効果金額の何割か支払わないと、生産性を上げる価値が無い。
経営者側が改善しないと、いくら従業員に改善内容を発表させても効果が薄い。
待遇が変わらないならでっちあげる人も出てくる。