進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

人手不足ではない給与不足だ

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「人手不足だ」と嘆いている企業に限て安い給与で求人を出している。この給与で人は集まらない。本当は「給与不足だ」と嘆かないといけないと思う。
人手不足の職場は、扶養家族が数人居たら生活保護以下の水準だ。フルタイムで働いて生活保護以下なら働く価値が無い。価値が無い労働をしたいと思う人は居ないだろ。最低限の生活すれば何も残らない。嫌、ストレスと疲労感しか残らない。
給与は安くて手当も付かない始末だが、残業や夜勤、早朝労働などいらないオプション付きだ。
薄給でゴミ拾いの仕事をして、おまけに拾ったゴミを持ち帰らせれる様なものだ。ゴミを貰っても働く気がわかない。
この条件を出している経営者は、同じ条件で働いてみろよ。真っ先に逃げ出すだろう。そもそも、応募自体しない。
求人を出すなら同じ給与と労働時間で経営者が3年働いてから出すべきだ。
口では「人手不足」と言っているが、求人を見る限り「安い給与で長時間働いて不満に思わない人が欲しい」と思われる。こんな搾取するのに都合がいい人は居ない。
仮にいたとしても、劣悪な環境の職場でも適応して仕事を続けるので求人市場に出てこない。


人手不足なら給与を払ってでも労働者を確保したいはずなのに、安い給与の求人が殆どだ。たまに、給与が高いものを見つけても、残業代と各種手当付きだったりする。長時間残業したら給与が高いのは当然だ。
日雇いのバイトをしたことが有るが、先輩の手取り月収が40万円越えていた。
「プロフェッショナル求む」と書いてあるのに給与はビギナー並みだったり、人を取りたいのでなく、笑いを取りたいのかと思うような求人があったり。
笑いばかり取っていれば、人が集まらないのは当然だ。


給与が安い企業は、退職者が沢山出る。本来なら仕事を辞めにくい立場である既婚者が辞めて行く。
生活が維持できないから辞めて行く。人手不足を解消したいなら、辞めない程度の給与を支給するべきだろ。
人が集まったとしても、給与が安いから辞めていくでは、いつまでも人手不足になる。
給与が安い職場は、意図的に人手不足に追い込まれている真正のM職場だ。追い込まれている環境が気持ちいいので人手不足を解消しないと考えるなら説明がつく。
「利益が出ないから、高い給与が払えない」と言いつつ、高級車を乗り回して、身内しか持っていない株に高配当を出し、身内ばかり出世させて高給取りを量産していれば、利益は出ないだろ。
少し前に、口座残高が100億円こえていくら入っているか分からないと言っていた芸能人が破産していた。それと同じで身内一同で贅沢していれば、利益が出ないのは当然だ。
無駄使いを控えて、給与に回せば人は人手不足は解消される。他より少し高い給与を払えば、人は集まる。
夜勤や早朝勤務が有るなら手当をちゃんと出せば、働きたい人は居るので、そんな職場も時間が不規則だから人手不足でない。原因は給与不足だ。


給与不足の職場だと、生活を維持できるほどの給与を確保する為に長時間労働することになる。こんな労働環境に嫌気がさして、辞める人が出てくる。
人格に問題が有る人が残る。残った人の中から上司になる人が選ばれる。人格に問題が有る上司の元で働くと人間関係にも悩まされる。
給与不足、長時間労働、人間関係での悩まされると、退職理由が揃ってしまう。まるで退職のロイヤルストレートフラッシュだ。
人手不足に陥るのは、給与不足が原因になる。いろいろと言い訳して人手不足解消するより、給与を上げればすぐに解消する。