進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

メンバーシップ型の雇用

日本の雇用は、メンバーシップ型となっている。メンバーシップ型とは、まず人有きで、そこに仕事を人に当てはめていく。
大学や高校を卒業しただけで、全く職務に関する技能が無くても新卒一括採用される。しかも新卒の方が有利になる場合も有る。
全く設計した経験が無くても、採用されてすぐに設計してたりする。業務をしながら一から設計を覚えていく。

アメリカとかだとジョブ型では、明確に経理のポジションで募集や採用される。
まず仕事が有ってそこに人を当てはめていく。採用されるには業務に関する技能が有るのが前提とされる。
その仕事が無くなれば解雇される。もしくは、その業務に関する技能が無のも解雇の理由になる。
一方で、メンバーシップ型は、明確な仕事が決まっていないので、やっている仕事が無くても解雇する理由にはならない。仕事をする為の能力が無くても同様。
ジョブ型では仕事に就くためには、技能が必要なので、何かしらの技能を持つまで採用されないし、解雇も容易にできる。厳しさが有る。

メンバーシップ型では、これと言ってスキルが無くても新卒として卒業出来たら採用される。スキルが無くてもすぐに解雇されない。
明確な仕事が決まっていないので、異動でどこに飛ばされるか分からない。残業も拒否出来ない。

移動や残業を断れない欠点が有るが、仕事が出来なくても採用されて仕事をしながら一から覚えていけるメンバーシップ型も悪くないと思える。
会社からしたらジョブ型を採用したい筈。それでもメンバーシップ型を採用しているのは、利点が有るからだと思う。

会社にとって新卒を採用する利点もある。
僕も新卒で採用されて働いていた。入社する前に泊まり込みで社畜精神を学ぶ研修が有り、毎日12時間は社畜精神を叩き込まれて。
入社前なので給与は一切出ない。
入社後も自衛隊での研修で理不尽な要求をされ、理不尽に怒られる。トイレ掃除を命じられて、少しでも汚れると「掃除したトイレ舐めれるんか」と絶叫される。
社畜精神を教え込んで、理不尽な扱いを受ける訓練を受けさせて、会社にとって都合のいい労働者にしてから配属先に送り込んで都合よく使いたいのだろう。
配属先では、低賃金で長時間労働を強いられる。少しでも都合が悪い人が居たらより激務の部署に飛ばされる。
もし、ジョブ型で採用された人にしたら、即退職されるだろう。
新卒故に比較対象が無いからこんなものかと耐える。転職経験が無いから辞めた後で採用されるか分からないから辞めない。
ブラック企業では、辞めずに耐える人員が欲しいからメンバーシップ型の採用しているんじゃないかと邪推してしまう。