進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

労働では優秀な人が報われない

過労死のニュースを度々見かける。
若手医師が過労自殺したり、大手メーカの新入社員がしたりと。

偏差値が低い理系大卒からの低賃企業に就職し退職した僕からしたら到底なれない職業に就いた人達が過労死の追い込まれている。
受験では、医学部にかすりもしないし、就職では、大手どころか中小企業にも中々採用されない。
やっと、採用された企業では低賃金でダラダラ働き毎日定時帰宅する。終いには上司に嫌われて劣悪な環境の部署に飛ばされかけて逃げる様に退職した。
そんな僕でも、優秀な彼らの年齢を越えても気楽に明日何をしようかなと考えながら生活している。

労働環境では、優秀な人ほど報われないなと思う。
恐らく彼らは学習能力が高いからじゃないかと。
優秀が故にもろに教育の影響を受けてしまう。
学校教育では、困難でも逃げずに乗り越えることが美徳とされる。
就職すれば尚更、困難を乗り越えろと強く教育を受ける。従業員が勝手に頑張って逃げずに乗り越えたら都合がいい。
僕が居た職場では、経営者が事あるたびに「困難から逃げな」「当事者意識を持て」などなど、給与が低いのに従業員に求める基準だけが高いなと思ってた。給与がイージなら、仕事もイージにしろよと常に思ってた。
経営者って都合のいい価値観を植え付けて、従業員からピンハネして多額の利益を得るのが仕事だからな。
常に都合のいい価値観を受け付けてくる。
優秀な人は、何度も言われている内に困難から逃げてはいけないと思い込まされている。

それ故、到底間に合わない量の仕事を振られてもなんとかやり遂げようと必死に働く。
優秀だから何とかしてしまうんでしょう。
何とか間に合えば、次はもっと多くの仕事が振られての繰り返しどこかで限界がきてしまう。
正常な判断が出来ればこの時点で逃げればいいのに、逃げてはいけないと教育されているから逃げない。
限界を越えて働くうちに、追い込まれて過労死に追い込まれていくんじゃないかと思う。
それに、企業にとって優秀な人は、手放したくないから辞めるきっかけも与えないだろうし。

僕の元職場でも、偏差値の高い大学を出た人は、長時間労働と低賃金で使い潰される。使い潰している経営者にはペコペコして、上手く教育されている人が多かった。
一方で、誰でも卒業できそうな高校を出た人は、どんどん転職して、元職場の大卒より高い給与を得て、残業時間も大幅に減らしてた。
大卒連中は高卒より、難しい仕事が出来るのに何故か、転職した高卒より安い時給で長時間労働してた。労働環境って不思議なことも起こるものだ。
元職場の大卒は、奴隷をするのは上手いが、生きるのは下手だった。
逃げないから都合よく使われるのだろう。


都合よく使われて過労死に追い込まれない為には、逃げるしかない。
教育が変わったり、職場の環境が改善されたりするのを待つのは得策じゃない。
法律が変わって、過労死=企業による殺人なんて認識される限りまともに雇用主も対策しない。
からしても企業からしても逃げずに黙々と働く人が居てくれるのが都合がいい。
税金は入ってくるし、仕事で忙しいと政治に関心がもたれない。関心があまりにも薄いと政治家は、やりたい放題出来る。
経営者も逃げずに必死に働けば勝手に利益が入ってくる。
そんな都合がいい状態を自ら手放すとは思えない。なので、待ってては、いつまでも環境なんて変わらない。
政治家でも経営者でもないのに、教育や会社環境を変えるのは、ほぼ無理だ。
楽に環境を変えるのは逃げるのが手っ取り早い。逃げないから追い込まれる。

過労死するくらいならとことん逃げて、逃げ切ってやればいい。
「仕事が尊い」なんて経営者側が勝手に言っているに過ぎない。仕事なんて所詮、生活費を稼ぐ為に仕方なくやっているに過ぎない。
労働者にとって、割に合わないと思ったら逃げるのがまともな判断になる。
過労死する位働く人にとって、最低限の生活費を稼ぐのって簡単だと思う。時給1000円でも90時間働いたら9万円得れてほぼ非課税になる。
自力で生活できたらいいが、無理なら社会のセーフティネットに頼ればいい位の気持ちで居れば、逃げるのは容易だと思う。
セーフティネットに頼ろうとして、断れれたら政治家に文句を言う。
それでも無理なら、刑務所にでも入って生き延びる。
過労死する位過酷な環境で働いている人からすると、どんな環境でもマシに思えるんじゃないかと思う。
ある意味、無敵の人になれる。