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トルコリラ暴落、金利が高い投資の最大のリスクは、取引不可になること

トルコリラに関する債権や株式などを組み入れた投資信託が急落をしている。前年と比べて50%下がるものもあり、トルコ関連資産で2000億円目減りしていて、個人投資家に打撃を与えている、
証券会社では、トルコリラ立ての投資信託の取引ができなくなっている。
カタールがトルコに150億ドルの直接投資を約束している。


トルコリラは、金利が高い。トルコリラ建ての債権は年利が10%あった。金利だけ見ると物凄く魅力に感じる。
しかし、トルコでは、物価の上昇が20%とのことだ。物価の上昇が20%上がるということは、トルコリラは、年間に価値が20%の下落していることになる。
年利が10%が有っても、物価の上昇が20%有れば差し引けば、金利がマイナス10%になる。
日本円でトルコリラを買うことは、価値が変わらない日本円で価値が下がり続けるリラを持つと損することになる。
金利の債権は、このようカラクリが有る。今回の様に証券会社で、トルコリラ立ての投資信託の取引ができないことは起こって当然のことだ。


トルコでは、今年の6月に選挙があり、それに向けて景気を良くしようとた。景気を良くするためには、お金を刷って景気を良くしようとした。
お金を刷ると物価が上がって物が売れるので景気が良くなる。将来、値段が上がると思う場合は、安いうちに買いたいから物が売れるようになる。
お金を刷っても問題が無いと考える人がいるみたいだが、実際にはインフレが起こる。お金を刷って大盤振る舞いをしていると、景気は良くなるが、インフレが進んで通貨が安くなる。インフレが進み過ぎてインフレ率が20%まで上がってしまった。
インフレは、半年から1年位遅れてから起こるので、お金を刷っているときは、インフレが進みすぎることに気が付かない。
トルコのインフレターゲットは7%なのにインフレ率が20%は高すぎるので、どこかでつまずくと思う。トルコのインフレターゲットは7%なので、7%前後にすれば、このような混乱が起こらずに、景気も良くなる。
日本の様にデフレよりかは、インフレ率が20%の方が景気がいいみたいだ。
実際にトルコでは、景気がいい。ただインフレが進みすぎると、給与が追い付いていない状態になる。物が売れすぎて、物が足りないことも起こる。


今回の様にお金を刷って大盤振る舞いをしていて、その反動で経済が混乱するたびにカタールが直接投資をしてくれるとはかぎらない。
今後も同じ様に景気を良くするためにお金を刷りまくっていはまたトルコリラに関する債権や株式などを組み入れた投資信託が急落することが起こると思う。


金利が高い債券は物凄く魅力に感じるが、トルコリラなどの金利が高い投資の最大のリスクは、取引ができなくなることだ。