進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

緊縮で恐慌は起こった

第1次世界大戦後に恐慌は戦後に起った。理由としては、戦争中は物が売れて景気が良かったが、終われば売れなくなって悪くなる。
例外の理由として、政治家の失言が有ったという意見も有る。失言で恐慌が起こるなら、トランプ政権では毎日の様に恐慌が起こりそうだ。

戦後に物が売れ無い理由がある。戦争で物が売れなくて恐慌が起こるなら、大東亜戦争後の日本は現代に至るまで恐慌でなければおかしいが、大分前に脱却している。
恐慌の時は、ものすごいデフレだった、物価が下がっていた。物価が下がれば買い控えが起こる。今年買えば1万円の物が、来年買えば9千円なら、価格が下がるのを待って買うはずだ。
物価が下がると言うことは、自分たちが生産している。物やサービスの価格も下がるので、給与も低くなる。利益率20%で商売しているなら、1万円の物を作れば2千円儲かるが、9千円の物なら、1.8千円になる。
そこから給与を払うと考えると、下がるのは当然だ。給与が下がれば、更に消費が落ち込む。「よし、給与が下がったし借金してでも消費を維持しよう」とは思えない。

デフレが起こった理由は、当時の貨幣制度に有る。
当時は金方位制出会った。紙幣を銀行に持ち込めば、ゴールドと交換してもらえた。紙幣の信用の裏付けがゴールドであった。
今まで、金貨をお金として使っていたのに、急に紙幣を持って来られて、これがお金だからと言われても、信用できない人が殆どだ。商売している側も、金貨を貰えば商品を売るが、紙幣と言う紙切れを貰っても商品と交換したくないだろ。
そこで、紙幣を銀行に持ち込めば、いつでもゴールドと交換可能だとなれば、紙幣を使って取引が出来る。
金貨に比べると、持ち運びが楽だと言う利点もあったので浸透した。


銀行で金と交換できるとなれば、「市場に有る紙幣量=銀行のゴールド保有量」になる。
ゴールドの量以上に紙幣を発行することが出来ない。ゴールドの量を急激に増やすことが出来ない。なので、市場に有る紙幣量は増やすことが出来ない問題点があった。
戦争が起これば、お金が必要になる。戦争中だけ特例として、保有しているゴールド以上に紙幣を刷って使っていた。
戦争中は市場に有る紙幣の量が増えて、物が売れる状態だったので景気が良かった。
戦争が終われば、お金が必要なくなると考えたので、市場に有る紙幣量とゴールド量を同じになるまで、紙幣を回収していった。紙幣を回収するのは、緊縮財政になる。
市場に有る紙幣が減るものだから、急激なデフレが起こった。世界中で起こるものだから、世界恐慌が起こった。


最初にこのことに気が付いて脱却したのが、日本である。
金方位性を辞めて、市場にお金を供給することで、脱却した。
その日本がなぜか、平成の間ずっとデフレに苦しんでいる。今もデフレ脱却して、インフレ率2%を目指すと言っているが、恐慌を脱却したときみたいに市場にお金を流せば、インフレ率2%は達成できる。
達成すれば、仕事がたくさん有あるので、リストラされる機会も減る。転職先も見つけ易い。バイトなど時給労働の単価も上がて、労働者の生活は豊かになる。
良い仕事が無くて、生活不安に陥る可能性は低い。
恐慌脱却したときの歴史に学んで、景気を良することで働き方改革が進むと思う。