進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

既得権益は迷惑だ

大手企業ってズルくないか。既得権益で守れれていると思う。僕も既得権益で守られたい。
大手企業は利益が出なければ下請けの中小企業から利益を搾取して、黒字にできる。
製造業であれば大手がピンチだから、下請け企業が生産する部品を安くするように要求して拒否すれば「協力出来ないのか」と脅してくる。しぶしぶ安い価格で部品を売って大手を儲けさせる。
儲からない中小企業では、従業員を薄給で長時間労働させて利益をなんとか得ようとする。こうして、ブラック企業が誕生する。

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中小企業から搾取している大手企業が自力で利益を得続ける経営をしていたらいいが、かなりいい加減なことをしているのでないかと思う。
例えば東芝では、フラッシュメモリを最初に発明した技術者を優遇せずに、辞めてしまっている。退職後は韓国のサムスンに引き抜かれている。その後サムスンフラッシュメモリで世界トップシェアを取って利益を出している。
本来なら大手を辞めた優秀な技術者は日本国内の企業が引き抜くのは同じ国の企業であって欲しい。国内企業が引き抜けばサムスン並みの利益を挙げた企業が出来たかもしれない。勿体ない。
大企業がリスクを取ってでも、優秀な技術者に高い報酬を出していれば、日本の大手企業は自力で利益を得ていたかもしれない。
大手なんだからもっとリスクを取って欲しい。利益が出なくても下請けから搾取するべきでない。
しかし、大手企業を変えることは困難である。大手を変えることが出来ないなら大手企業でもライバル企業が出てきて、いい加減な経営をしていれば潰れる仕組みにすればいい。


大手にライバルが出てこないのは、日本の景気が悪いからだ。景気が悪いから、ブラック企業が多くなる。新しい企業も生まれてこない。
こんな環境では、大手企業のライバルになる企業が生まれてこない。
優秀な技術者も国内の労働環境に魅力を感じないから、海外に引き抜かれて海外企業で利益を上げる。その海外企業に大手企業の仕事が奪われて利益が出ない状況に追い込まれることもあり得る。


大手企業のライバル企業を生み出す為には、日本政府が掲げているインフレターゲットを達成するしかない。
残念なことに長年にわたってインフレターゲット2%を掲げているにも関わらず、未だに達成できていない。達成できていないのに、消費税増税で更に達成を延期するつもりなんだろう。
それか、永遠に達成できずに終わる可能性も有りそうだ。


現状では、いつデフレが起こるか分からないので、企業や個人はお金を蓄えておきたいのだろう。
なので、人経費を削減して、投資を避ける。起業を避ける人も増えると言ったみんな無難な選択をするだろう。
デフレだと潰れにくい大手企業に就職するか、公務員といった安定した職に就きたい人が増える。優秀な人であっても、起業をせずに大手企業に就職してしまう。
これらの職に就くためには、偏差値高い大学を卒業しないといけない。
各個人で偏差値が高い低いは有るが、学校の卒業をしていないと、まともな職に就けないと考え出すと、学校が嫌でも辞めれない。
学校を中退するとなれば、ブラック企業に就職するか、安い時給で派遣社員をしないといけないと考えると将来に絶望しかないので、無理をしてでも学校に行き続ける。
中には無理して学校に行った結果、自殺者が出たりする。
景気が悪いと、優秀な人は大手企業に就職する。起業する人が出てこないので、大手のライバル企業が出来ない。中小企業もブラックばかりになって、大手を辞めた優秀な人を国内に引き留めることもできない。


こうしたデフレに拍車をかけて、大手企業を既得権益で守ろうとしているのは銀行である。
銀行は、お金がある大手企業にお金を貸すが、ベンチャー企業企業にはお金を貸さない。個人から預かったお金を国債を買って運用しているだけだ。
銀行は担保が無くてもお金を貸すことが出来る。例えば、ベンチャー企業がやっているサービスが面白いからとか、作っている製品が良さそうだからとか、連休前で期限がいいからでもお金を貸してもいい。
お金が有るところにしかお金を貸さないなら銀行としての機能していない。こんな銀行が有るから、ベンチャー企業が出来にくいと思う。


インフレターゲットを達成し続けば、大手企業のライバル企業が出来ていい加減な経営が出来なくなる、中小でも給与が払えるようになる。
どうすれば達成できるのかと言うと、インフレにするには、市場にあるお金を増やせばいい。
日銀がインフレを達成する期限を決めておく、期限が達成できない時に罰則を課す。
市場にお金をばら撒いても、物価が動き出すのは半年から1年後になる。予算を決めないとお金を発行できない。なので、予算を決めてお金を発行して市場にばら撒いて、物価が変動するには2年程かかると思う。
なので、2年後にインフレターゲットが達成できないなら。日銀総裁が「私の職務怠慢のせいで皆様に多大な迷惑をかけてしまいました」と言って、口座にお金を振り込めばいい。
目標値を1%下回るたびに、一人当たり50万円程振り込めば、インフレは起こせる。


インフレが起こると、大手企業が下請けに安い金額で仕事を依頼してきたら断って他と取引すればいい。中小企業でも給与を上げることが出来る。
ベンチャー企業も立ち上げやすくなる。銀行がお金を貸してくれなくても、市場にお金が有る状態なので、クラウドファンディングで資金の調達が出来てしまう。中には大きく成長する企業も出てくる。
高い給与が払える中小企業が、大手起業を辞めた技術者を引き抜けば、サムスンみたいに世界トップシェアを取る企業が出来るかもしれない。ベンチャーも大きく成れば大手企業のライバルになりえる。
そうなれば、大手企業もライバル企業が出来て、利益が出せない大手は潰れる。


自営業で稼ぐ人が増えれば、学歴なんていらなくなる。学歴を取る目的は大手起業など安定した職に就く為だと思う。大手が安定するとも限らないし、自営業で稼げる時代が来れば、学校なんて無理していかなくてもいい。
インフレは、殆どの人にとっていいことしか起こらない。それでも、インフレにしないのは、デフレの方が得をする人が居るからだ。
この記事で書いている大手企業や銀行もそうだ。銀行からするとデフレだと資金の運用が簡単だ、国債を買っておけば儲かる。
他に、日銀の職員もデフレの方が都合がいい。日銀の職員は景気に関係なく、高所得者で無リスク資産を持っている人が多いからだ。インフレが起こると、無リスク資産が目減りしてしまう。
不景気を理由に増税しようとしている、財務省も得をする。財務省増税をするたびに予算を付けることが出来る。予算を付ける代わりに天下り宜しくとなる。
財務省は、新聞社とその子会社であるテレビ局をパシリの様に使えるので、自分たちの都合がいい情報を流せる。
本当なら、インフレの方が得をする人でも、消費税増税などの緊縮政策した方がいいと思っている場合も有るはずだ。
デフレ派の権力が強いから中々、デフレが脱却できないのだろう。


デフレを脱却する為には、僕を日銀の総裁にしてくれればいい。
インフレターゲット達成できるまで、お金をばら撒く。とりあえず就任したご祝儀として100兆円ばらまく。一人当たり100万円だ。
それでもデフレ脱却できななら。脱却できるまで、毎月、デフレ手当を支給する。
日銀総裁のオファー待っています。


それにしても既得権益を得ている人はうらやましいな。