進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

求人を見ると残業代支給すると書いてある謎

僕はブラック企業で働いている。ブラックで働いている人は、必ず求人をいているはずだ。見ない人は、いい会社で働いてる証拠だと思う。
求人を見ていると、残業代支給と書いてある求人がいくつかあった。残業代の不支給と言うタダ働き強制させる違法労働は無いとアピールしているつもりなのだろうか。
残業代支給は当たり前のことだ。働いた時間分の給与を支払うのは当然のことだ。働いた分だけ、お金を払わない行為は労働力の窃盗でしかない。窃盗をした人は、犯罪者であって法律で裁かれても文句は言えない。
しかし、日本では労働に関しては、価値観がずれている。憲法に「労働の義務」なんてある国だから、労働に感じてはかなり遅れているからずれていても仕方がないのかもしれない。
憲法に「労働の義務」が有るのは、現代では北朝鮮と日本くらいだろう。過去にさかのぼると中世のヨーロッパでもあった。日本の労働観は、中世のヨーロッパ並みなので、価値観がずれている。
そこで分かりやすく別のものに例えると、飲食店では追加注文した分の支払いをせずに店を出たり、スーパーでは、商品の一部を自分のポケットの中に入れて、他の商品だけレジを通してスーパーを出るのと同じ行為である。
こんなことをしたら一発アウトであることは分かる。会社の経営者でも同じことをしてたらまずいことだと分かるはずだ。
労働になるとなぜか、残業代を払わなくても、食い逃げや万引きより甘く見られてしまう。やっていることの本質は同じであるはずなのに。

会社が残業代を払うと言うことは、従業員が始業時間に会社に居ますと言っているようなものだ。面接の自己アピールで「始業時間に会社に居るように心がけます。遅刻はしないようにします」と言っている人を見て採用者は「なめ切っている」思う。
これと同じで残業代支給と求人に書いてある会社の経営者は、従業員をなめ切っている。

会社を経営していて、そんなことも理解できないのはずがない。製品を120個納品したが、取引先が120じゃきりが悪いから100個分の代金しか払わないなんて言ってきたら腹が立つだろう。
契約違反なので代金を払うように訴訟を起こしたり、今後は取引しない。もしくは、前もって高額な請求をするなどの対応をするだろう。
残業代を疎かにするということはこれと同じ行為をしているのと同じである。そんなことを理解していないで会社を経営しているわけが無い。残業代を疎かにする会社は時代遅れなので潰れた方が世の中の為になる。


残業代を支払う当たり前の行為をしていることを求人で書いている企業は、残業代を出すから残業をするのは当たり前だと考えている。
残業ありきで仕事を進めている。こういった会社では定時帰宅が出来ない。
仕事が途切れて、無くなってしまうとその会社はつぶれてしまう。仕事は、終わりがなくて続くものなので、どこかで終わらせて帰る。
仕事を終わらせる為に定時が有る。定時は、雇用契約で決めているものである。本来なら守らないといけないものである。経営者が残業させたいからと言う理由で破っていいものでない。
残業が無い労働時間が法律で雇用契約を結べる労働時間の上限である。定時を無視して従業員を働かせる会社は、経営者が自分の利益を上げる為だけに従業員を酷使しているだけだ。
求人を見ていると、2交代で雇用契約しようとしている企業もある。このような企業では最初から法律で決まっている労働時間の上限を超えて雇用契約を結ぶつもりだ。
こういった企業で働くなら、他の企業で内定が出なくてお金に余裕がない場合だけにした方がいい。もしくは、そういったことを理解したうえで雇用契約を結ぶようにして欲しい。


本来なら、残業ゼロが当たり前。雇用契約を結んでフルタイムで働くだけで法律で定められて上限の時間を働くことになる。
こんなことを書くだけでも悲しい。ブラック企業で働いていると残業が当たり前だと考えてしまう。本来は残業が例外で、定時帰宅が正常である。
納期を間に合わせる為の残業は当たり前なんて言われるけど、そんなことはその人の価値観でしかない。そういった価値観は否定しないけど、価値観を越えた存在として契約や法律が有ることを忘れてはいけない。
法治国家で生きる上では。当たり前のことだ。こういったことを無視して部下に残業を強要している上司は、法律が無い国で生活して頂きたい。
律で一日8時間と決まっているのにも関わず8時間労働では収まらない労働環境は異常だ。


就職して働いているだけでは、こういったことを知る機会はない。労働に関して学ぶ機会は経営者の話を聞くか社外のコンサルタントから社畜精神を叩きこまれる研修しか受けない。
会社では、経営者が得をする価値観しか学ばない。実際にはどうか分からなが、経営者からすると残業は何時間でもして貰う方が得だし。マネージメントをしなくても従業員が残業をして納期を間に合わせてくれる。
残業代が出るだけで儲けものだと思い込ますことで、長時間労働をさせていたも不満が出にくい。
求人に残業代支給書と書くのはそういった狙いもあるのかなと邪推してしまう。


残業代支給と書いていある求人について思ったことを書いた。
就職する際には、残業代支給と書いていある求人に気を付けた方がいい。残業が当たり前の様にある会社で、契約や法律に関しての認識が甘くて。
こういった会社の経営者は、自分が設ける為に契約や法律を都合よく無視しても悪いとも思っていない可能性がある。