進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

若い間に賃貸に住むのをやめるべきなんだって

25歳になったら賃貸に住むのをやめるべきだ
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181124-00250510-toyo-bus_all&p=1

若い間に賃貸は辞めて、家を買った方が得をしろっていう人がいる。
賃貸は払った分は返ってこない一方で持ち家は、ローンを払い終わると自分のものになって資産として残るというものだ。

この記事では、「この10年で持ち家派のほうが、資産的に有利であることが証明されているのだ。」と言っている。
資産価値が上がるなら、銀行でローンを組む時に持ち家をローンの担保に出来るようになるはずだ。実際にローンを組むと家を担保に出来ないはずだ。
銀行も自分たちのお金を貸すので、個人に何千万ものお金を貸すときに必死になって計算して銀行が損をしない仕組みになっている。その計算の結果、家の値下がり率とローンの残高を比べると、残高が大きく上回る結果になっているのだろう。
今後、資産価値が上るなら、持ち家がローンの担保になる時代になってから買うべきだ。
家が担保にならないのに30年以上のローンを組むのは、無茶なギャンブルをしている。収入が途切れたときに、家を失い、借金だけが残る可能性がある。

この記事では、物件価格6000万円でローンの元本が5000万円となっているので、25歳で1000万円払い込んでいる計算になっている。
今の25歳は、みんな1000万円を持っているのだろう。それはいいとして。
5000万円を35年ローンで購入したら、年利が1%であったとしても返済額は6000千万円になる。計算すると毎月14万円の返済をして年間で168万円の返済することになる。
今後、インフレにより物価が上がれば、金利も上がる可能性は高い。そうなると、6000千万円以上の返済をすることになるだろう。
これに固定資産税、賃貸より割高な火災保険などの保険料を支払う。ある程度築年数がたつと、修繕費用の支払いも有る。これだけの費用を住宅にかけれる人は、いるのだろうか。
独身で家を建てると、将来結婚するかどうかわからない。男性の生涯未婚率は20%を越えていて、今後も上昇すると予測されている。生涯独身になる可能性があるので一人で6000万円の家に住むには広すぎる。

結婚したとしても、物件価格6000万円を維持しながら家族を養うことが出来るのだろうか。
子供が出来ても、家のローンの支払いや維持費を支払って、家族が養えないなっては、本末転倒である。
本来、住宅ローンは、高度経済成長期の頃の給与を前提にされている。給与も年功序列で上がっていく。もし、ローンを支払って老後の資金が無くても、退職金ががっぽり入るので問題が無い。
この頃は、土地の値段も上がっていき下がることが無いなんて言われていた。ローンを返し終える頃に土地が資産になると予測されていた。
今は、給与が上がらないことが多い。リストラされる可能性もある。退職金が出ない企業が増えている。ローンを組みには不利な要素しかない。
仮に給与が上がり続ける企業に勤めていても、そういった企業は時代に合わせて柔軟に事業を展開していくだろう。従業員にも変化を求めてくる企業なので、それについていけないといけない。
自分が会社に残れない可能性もある。

ローンを組むと働き続けることになる。住むところも固定される。
ローンの返済が終わるまで仕事を辞めることが出来なくなる。やめても家を維持して、生活費を払える資産が有るか、自力で稼がないとすぐに資金不足になる。
多額のローンを抱えながら、何年間も働かずに生活が出来る程稼げるサラリーマンなんていないだろう。
すぐにでも再就職することになる。
無事にローンを返せ終わっても、築年が耐用年数を超えていて、住むには状態が悪い家に住む権利を得るだけである。
その時には、60歳を過ぎている。物件価格6000万円の家の修繕費用や税金を払いながら生活することになる。
90歳までは生きる可能性が高いので30年間もぼろい家の維持費を払える保証は無い。
こう考えると、持ち家の為にずっと働き、老後のぼろい家の維持をする為に資金がいる。退職金が無いならぼろい家の修繕費用に何百万も用意できるのだろうか。
家のための人生を消耗することになる。
これだけ家に投資しても、手元に残るのは、ぼろい家だけだ。価値が上がってないと売って次の物件に住み替えるのも困難になる。

ローンを組むことが悪いことだとは思わない。
ただ、多額のローンを組む人は、給与はずっと上がり続けるし、体調を崩しても収入を維持できる自信があれば、是非組んで欲しい。
今は、年間に300万円程稼げるて、5年後には3600万円稼げている人にとっては、お金の価値は下がっていくことになる。300万円使う為に1年働く必要があるが10年後には1カ月働けば使える。
そうなると、年間に300万円程稼いでいる頃に使う方が得する。

この記事を書いているのは、不動産コンサルタントだったりする。住宅が売れれば、得をする人達だ。自分の利益を得る為に、他人に無茶な買い物をさせようとしているようにしか思えない。

僕は、平均的な年収のサラリーマンなら賃貸がいいと考えてる。
賃貸なら、自分の収入に合わせて、住み替えることが出来る。仕事がだるいからやめるなら、それに合わせて賃貸が安い物件に住み替えれる。
家族が増えれば広い物件を借りて、子供が独立したり、老後は、自分たちだけで住む狭い物件に引っ越すこともできる。他には離婚して一人で暮らすことになる可能性もある。家族の人数は予測出来ない。
一緒に住む人数に応じて住み替える利点もある。
賃貸だと、老後は審査に通らず住むところに困る可能性があるなんて言われるけど、持ち家を持っていても、老後に家の修繕費用が払えない可能性も有るのでどちらにしても、住むところに困る可能性がある
賃貸だと節約生活をすることで、仕事をせずに過ごす時期を作ることも出来る。
ローンを組んで、家に縛られる人生は嫌だなと思う。

老後に持ち家を持つために、ずっと働いて若い時の時間を犠牲にするのはもったいない。
長期ローンを組んで家を買う人は、どうしても新築を所有したい人だけ買えばいいと思う。
お金が有り余っている人や、物件を所有し、人に貸して利益を得ることが出来る人、家を転売して儲けることが出来る人は、長期ローンを組んで家を買うんだけどそれ以外の人は、家を買っても負債になるだけだと思う。