進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

労働環境は世紀末化していないか

日本は治安がいい国で、窃盗や障害が少なく、礼儀正しい人が多いと言われている。しかし、労働環境は正規末状態になっている。労働となれば、無法地帯である。
日本では、正しく残業手当が支給されていない企業が多く存在する。残業代が正しく支払われないと言うことは、従業員の労働力を奪う窃盗行為と同じで違法行為である。
あからさまにサービス残業をさせている企業も有り、労働犯罪が横行している。違法行為を行っても何の罰則も受けることなく大手を振って外を歩ける国である。
もはや労働環境においては、世紀末状態であると言われても仕方が無い状態である。


労働犯罪が横行しているのは、容認している人が多くいるから、犯罪が発覚しても通報しない労働者が多いからである。
経営者がサービス残業をさせて利益を上げようとするのは分かるが、末端の従業員までもが、サービス残業をさせようとしてくる。
労働が美化されているので、仕事をする為なら何をしても良いと考えている労働者が多いのと、これに便乗して経営者に都合よく洗脳されて社畜化した従業員が居るからだと思う。
社畜は、自分だけでなく他の労働者にもサービス残業を強要しているが、罪の意識が無い。

他にも裁量労働制が導入されて、残業代の踏み倒しも行われているので正しく支払われないと言うことも起こっている。
入社した最初の年は残業代が支給されたが、2年目から名ばかりの役職を付けて、残業代を支給しない企業も有る。
サービス残業をという違法行為が常用的に起こるのは、日本は労働犯罪を犯している経営者や組織にやさしい国であるからだ。


窃盗を行えば、「すみません」と言って、取った商品の代金を支払いますでは済まされない。もしくは、商品を返せばいいとはならない。
銀行強盗しておいて、奪ったお金を全て返すで済まない。返済したとしても、何年刑務所に入らないといけないか分からない。
窃盗が行われたら、警察が動いて犯人を逮捕してくれる。社会的にも、バッシングを受ける。
大手企業であれば、サービス残業によって労働者から奪ったお金は、銀行強盗に匹敵するのでないかと思う。
サービス残業をしたことを自身で証明しないといけない。警察が動いてくれることもないし、労基署も自主的に動くこともない。
サービス残業が発覚しても、未払い分のお金を払えば、それ以上は罪として追及されない。サービス残業をした企業に対するバッシングも少ない。
窃盗犯罪に比べて労働犯罪を犯した人に対して、日本はやさしすぎる。


残業をさせ過ぎて労働者を過労死に追い込んだとしても、逮捕者は出ない。
違法行為をして、他人を死なせているのだから、重罪になってもおかしくないにも拘らず誰も逮捕されない。
使用者側も過労死が出ても、「自己責任だ」と主張していて反省すらしていないし、書類送検で終わる場合も有る。
死人が出ている事件なのに、法的な措置が甘すぎる。
こうした様子を見ていると、労働環境は無法地帯だとしか言えない。


いづれにしてもサービス残業は、違法行為であるにも関わらず放置されている現状をみると、労働環境は世紀末状態であると言える。
労働者は、いまおかれている環境は無法地帯なので、自身の身を守る行動をとるべきだと思う。

 

違法な長時間労働をした人を褒めたたえる習慣も有る。
何日も徹夜したとか、○○○時間残業したとか、苦労している俺カッコいいと武勇伝的に語る人も労働環境を世紀末化させている。
本来なら、マネージメントして労働時間を短くしたとか、効率を上げて仕事を楽にして定時帰宅したことを褒めるべきだと思う。
定時帰宅出来た方が良いはずなのに、定時帰宅したことを自慢にしても、批判を食らうだけだ。本当に会社員の世界は理解できないことばかりだ。