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保険料が据え置きの商品が得とは限らない

保険料が据え置きで、年をとっても保障内容が変わらない商品が有るらしい。
保険は年を取るにつれて、病気になる可能性が高くなるので、年に応じて掛け金を上げて保障内容を維持するか、掛け金が同じなら保障内容を下げる。
年を取るにつれて、掛け金の割に保障される金額が減る。だから、若い時から、掛け金と保障される金額が変わらない商品は魅力だと感じるかもしれない。
若い時に入ったら低い掛け金で充実した保障内容がずっと続いて得をする商品だと思って、急いで入りたくなる人は多いはず。
一見、若い時に加入すると得をする保険だと思うけど、基本的には加入者が得をする事が無いものであるので、加入する際には、一度冷静に考えて入る方がいい。


保険は、加入者から支払った金額から保険会社の取り分を差し引かれてから加入者が怪我や病気をしたとき払い戻される仕組みになっている。
保険は、掛け金から払い戻される金額は大体何パーセントか決まっている。
保険もギャンブルと同じ仕組みになっている。ギャンブルも、客に掛け金を預かって、胴元の経費や利益などの寺銭を取ってから、勝った客に払い戻される。
保険料が据え置きで、年をとっても保障内容が変わらない商品を若い時からずっと加入していても得をすると考えない方がいい。


保険の掛け金Aは、病気や怪我をしたした時に支払われる金額Bに病気や怪我する確率Cに還元率Dとすると、A=B×C÷Dとなる。
若い時から掛け金と保障内容が変わらない商品は、年を取るにつれ病気をする可能性が高くなるので、あらかじめ病気や怪我をしたした時に支払われる金額を低く設定しておくことで保険が損をしないようにしている。
病気や怪我をしたした時に支払われる金額を低くする方法としては、保障する入院日数の日数を少なくしたり、病気になったときの支払われる保険金の最大金額を低くすればいい。
もしくは、かけ始めた年齢から、老後までの間に病気になる確率の平均値を使って、病気になる可能性を高く見積もることもできる。
もしくは、両方用いて、保険屋が損をしないようにすることは容易に出来る。
実際には複雑な計算をして保険の掛け金や、払い戻される保険金の計算をしているので、僕たちのような保険の素人は気が付かないだろう。
若い時から、保険料が据え置きで、年をとっても保障内容が変わらない商品は、若い時に病気になる可能性が高く設定されていて、払い戻せれる保険料も低めに設定されている可能性もある。
だから、このような保険は若い時に入ったら得をする商品でなくて、むしろ、若い時から入ると大きく損をする商品かもしれない。


他には、若い時から、年を取るまでに起こる可能性が一定なことばかりを保証する保険であれば、掛け金も保障内容も変わらない保険に出来る。
怪我は、若い時も年を取ってからでもする可能は変わらないと思う。若い時でも、激しいスポーツをして怪我をする可能性があるので、年を取ってからも怪我をする可能性は同じくらいなら、掛け金と保障内容は同じに出来る。
こういった保険は、若い時に入っても損も得もしない。


保険に入るときは、損得で考えて急いで入らないことが得策だ。
保険は、掛け金の何パーセントかが返ってくる商品である。還元率が60%なら、10万円保険屋に払ったとしてら、6万円返ってくる。保険に入るときは良く考えてから加入しよう。
保険に絶対に入らない方がいいと言っているわけでない。保険は手数料を払って、自分だけでは払いきれない経済的リスクに備える為にはいるものである。自力で払える金額に対して保険に入ると損しかない。
自分の支払い能力に応じて、入る保険を決めよう。自力で払える金額を保証する保険は入ると損失しかない。