進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

後輩が入ってきたら最初に教えることは、お金のこと

職場に後輩が入ってくると最初に教えることは、お金のことだったりする。
僕は、基本的にはお金のことなんて気にせず、やりたいことをすればいいと考えてる。お金なんて本来は道具でしかないと考えている。
将来、お金のなんてどうなるか分からないし、困ったときに助けてくれる人が居ればお金は無くても生きていける。助けてくれる人が、友人だけでなくて、家族でも、政府でも何でもいい。
それでも、あえてお金の話をするのは、真面目な人はお金に余裕が無いと、身動きできなくなってしまう。
会社を辞めようとしても、給与と生活費が同じ状態だと、退職することがリスクになると考えてしまって行動が出来ないかもしれない。
そうなるとお金に支配された生活をしないといけなる。


こうならない為に、最初に「今の職場にいる間は、給与が上がると思って行動するなよ」と教えている。
もちろん本当にやりたいことが有れば、やればいい。
例えば、車が好きで高い車に乗りたいとか、マイホームがどうしても欲しいなら買えばいいと考えている。高いものを買うときには、買えるかどうかは銀行に判断させればいい。
もし、返せないことが有れば、銀行に対して「お金が返せなくなったどうしてくれるんだ、真面目に計算しろ」と言って、自分の責任でない言い切る程のことをしてもいいと考えている。
話はずれたけど、元の話に戻すと。
中には、正社員をしていれば今は給与が安くても、将来高くなると考えている新人いる。残念ながら、昇給がすくな過ぎる職場もある。その内の一社が僕の職場だ。
給与が上がる前提で生活をすると、生活費ばかり上がっていって昇給が追い付かなくなる。今は、プラス収支であっても、将来的に生活費と収入が同じになる。
大して興味が無いけど、いい車を買う為にローンを組んだり、マイホームを買ってローンを組む時に、給与が上がるから返済できると思って買ってはいけないと言っている。
給与が上がらないと、後々返済がつらくなる。給与が上がらないとなると、残業時間を増やすことで、収入を増やそうとする。
残業代で生活しだすと、ずっとっ残業しないと、生活が維持できなくなる。残業すると当然、年収が上がるので、税金上がるので。今度は、税金を払う為にも残業をするので、さらに仕事する時間が増える。
ラットレースになる。走っても走っても生活が楽にならない。
同時に仕事が辞めることが出来ないと考え出す。そうなると、経営者に理不尽で無茶な要求をされても、従うしかなくなる。まさに社畜になってしまう。


収入と生活費が同じになり、ローンも有るとなると、仕事を辞めることがリスクになる。次の職場が決まっていないと、自己都合でやめると失業保険が出るまでに数か月間の待機期間が有る。
失業保険が下りるまで生活が出来ないかもしれない。職業訓練を受ければ、すぐに失業保険を受け取ることが出来る。
失業保険がすぐに受け取れるとしても、まとめて税金の支払いをしないといけないので、辞めることが出来ないと考えてしまい。
給与が上がる前提で、支出を増やしていくと、身動きが取れなくなる。そうならない為にも、新人には「支出は上げないようにして、会社の待遇に不満が有ったり、やりたいことが見つかれば動けるようしろ」と言っている。
支出を上げていくと、何年後になるか分からないけど収入と支出が同じになる。そういった生活をしてふと、給与が安いと気が付くと思う。その時に、新人がオッサンになっていることも有る。
そうなると、いい歳した、おっさんが今の会社にしがみ付くしかできないのは辛すぎる。


給与が低い職場だと、入社したときの月収が、田舎のコンビニバイトと同じ位で、管理職手前まで出世した中年のおっさんでも、月収が都会のコンビニバイトと同じ位の会社もある。
いつになっても、コンビニバイトより高い月収を持って買えることが出来ない。管理職になれば、引っ越しの倍バイトリーダと同等の月収を持って帰ることが可能だ。
正社員であってもバイトと同等の月収の会社もある。僕の職場もそうだ。
バイトと同じ月収ならすぐに給与が安いことに気が付くだろうと思うが、経営者はうまくごまかしている。
初任給は他社と合わせている。昇給と手当が無い。そこから税金が引かれるので、バイトと同じ手取りになる。


新入社員には研修で「仕事は給与以外の為にしている。やりがいや客の満足させる為にしている」と間違ったことを教え込まれる。
給与には期待値が含まれているから昇給は無くて当然だとか、期待値が含まれているから、昇給が後でついてくるかの様に教えられてる。
こうした洗脳を受ける。洗脳が溶けて給与がおかしなことになっていることに気が付くまで時間がかかる。


僕はこうした経営者にとって都合がいいことばかり教えて、搾取しようとしている姿勢が嫌いだ。
経営者にとって都合が悪いことも教えて、新人がうまく利用されてしまわない為にも、最初にお金のことについて教える。


僕は、仕事に関する知識が乏しいので、新人が社会人人生を歩む上でお金の話くらいしか役立つ話が出来ないとも言える。