進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

仕事のキツさと給与は比例しない

大変な仕事程、給与が高くなるイメージがある。
僕も働きだしてから、このイメージに違和感を感じた。転職した先輩や他社で働く友人に労働環境について聞くうちに、仕事のキツさと給料ってのは本当に比例しないことに気が付いた。
むしろ、仕事がキツクない方が給与が高い傾向がある。

社畜は、「仕事がきついけど給与がたくさん貰える」と言っていたが、実際には薄給激務のところで働いているだけである。
残業時間が異常な程長い分の手当がついているので、給与が高く見えるだけだ。

仕事のキツさと薄月給はセットになっていることが多い。
キツイ仕事をわざわざ選んでする必要が無い。きつい仕事は社畜になりたい人に任せて自分は楽で給料が多くもらえるところに行ったほうがいい。
仕事がキツイことと給料が比例しないことや楽な仕事ほど給料が高い仕組みについて書いていく。

 

仕事がキツイ職場では、生産性が低いので稼げないのでないだろうか。
仕事がキツクなってしまうのは、生産性が低い為に稼げない。利益の出ない仕事ばかりしているので、仕事は稼ぐ効率が悪すぎるから楽にならない。
自然と給与は下がるので、仕事がきついことと安月給がセットになり、人も辞める。人手不足も起こりさらにきつくなる。
利益が出る仕事をしていれば、設備投資や人材確保にお金を出すことが出来るので、仕事を楽に回せるようになる。給与を上げると人が辞めることも少なくなる。

稼げない仕事をしていると、給与を上げることが出来ない。設備投資をする資金の用意も出来ない。出費が増えると潰れる可能も出てくる。
資金が無い企業は潰れた方が、従業員や社会の為になるのに、なぜか経営者が従業員をだましながらも操業を続ける。本当に迷惑だ。

稼げない仕事は単価が安いので、少ない従業員と足りない設備で、多く仕事を回さないと利益が出ない。
その結果、安月給で長時間労働をする従業員が必要になる。
利益が出ない仕事は、生産性が低くなるので、仕事のキツサと給与は無関係になる。むしろ、キツイ仕事の方が給与が安くなる傾向がある。

 

中には、自動化できてしまうけど、人がしたほうが安くできる仕事も有る。
仕事の自動化が進むにつれて労働者の給与は二極化する。自動化出来ないかつ、出来る人が少ない仕事は給与が高くなる。
設備投資をいくらしても自動化出来ないなら、高い給与を出して求人を出さないと仕事が出来なくなってしまう。その仕事が出来る人が少ないとなると、退職されると困るのでいい労働環境を提供する。

一方で、自動化出来てしまう仕事は、設備投資をするお金と、人経費を比べて安い方を選ぶ。だから、給与が一定以上になることが無い。
一度、自動化をしてしまうと、後の固定費用は安くなる。どうしても、自動化出来る仕事で給与が上がらない。
自動化が出来る仕事をする従業員は居なくなっても、会社にとっての損失は、少ないので、無茶な要求をすることが出来る。
結果的に、薄給激務の労働になる。

 

キツイ仕事はやる価値が無い。
キツイ仕事であっても、社会に必要とされる仕事をしていれば、利益が出るので、設備投資を進めて人材確保をしていけば、楽に仕事が出来るようになる。
何年も前から事業をしている企業で、キツイ仕事をしているとなると、社会に必要とされていないことをしている可能性はある。
仕事がキツイ状態が何年も改善されないなら、今後も改善されない。
こういった企業では、仕事をする価値が無い。どんどん辞める従業員が出れば、労働環境が改善されるか、自動化する。不要であれば淘汰される。
従業員が薄給激務でも頑張って仕事をしてしまうと不要な仕事が残ってしまう。


キツイ仕事は薄給もセットになっている場合が多い。
「辛くても頑張る」といった価値観は持ってはいけない。正しくは「キツイ仕事がある職場は、世の中から必要とされていない企業である」と考えるべきだ。
キツイと思えばすぐに逃げる準備をして、楽に仕事が出来る職場を見つけた方が、世の中のためにも自分の為にもなる。