進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

営業が必死に取った仕事は大切に

慢性的に残業をしている社畜は何かと理由をつけて残業をさせたがるから困る。社畜の言い分は以下だ。

仕事をしていると波が有るのは理解できる。これは仕方がなことで、みんなの給与を稼ぐ為には、仕事が有るときに沢山こなさないと給与が払えない。
その仕事は営業が必死に走り回って、取ってきている。
今は仕事が有る時だから全力で仕事をして、残業も上限一杯しないといけない。
定時帰宅なんて論外だと社畜が言っていた。


1行目までなら言っていることは分かる。それ以降も象形文字を見ている様な気持ちになるが何とか理解できる。
みんなの給与を払う為には確かに仕事を取ってくる必要がある。仕事が無いと特殊な会社以外は潰れる。NHKの様に自動的に受信料が入らない限り潰れる。
給与分は働かないといけないのは理解できる。

しかし、波が有り仕事が多い時も、少ない時も関係なく残業をしているのが理解できない。
仕事が少ない時は、業務に関係のないことばかりしている人も何故か残業している。
「業務に関係の無いことをするな」と言っているわけではない。常に1日8時間分の仕事を入れるのは困難だと思う。仕事が少ない時は暇な時間が出来て当然で、業務以外のことをすることも有るだろう。それなら、定時で帰るべきだろ。
やっていることに関係なく残業をすると残業手当が発生する。残業代を支給することは法律で決まっているので払わないといけない。
こうした人の目的は、残業代を付けて生活費を稼ぐ為の残業(以下、生活残業)をしている。
給与が安いなら、経営者に不満を言うべきだ。定時帰宅出来るひとを生活残業に巻き込んでも自体は悪化するだけだ。


労働者の給与が安いからと言って、生活残業を何十時間もされると、一人当たり1カ月当たり5万円から10万円残業代が発生する。これを複数の人ですると高額になる。
生活残業によって、増えた人経費分も営業が仕事を取ってきて、その仕事をこなさないといけない。
営業も取ってきた仕事をする労働者も負担が大きくなる。生活残業をする人が居るから、仕事が多い時に長時間労働をしてでも仕事を回して利益を得ないといけない羽目になる。


給与を払う為に、仕事の負荷をかけていると言うが、その原因は生活残業をする社畜が居るからだ。
社畜生活残業代を払う為に、営業が必死に走り回らないと仕事が足りない状態になる。必死になって取ってきた仕事を労働者が必死になってこなす。
労働者を苦しめているのは、社畜生活残業である。


社畜はたまに「お前らの負荷を減らす為に俺は努力している」と言っているが、生活残業を辞めた方が、負荷は減るはずだ。
社畜は、他人に自身のに荷物を背負わせておいて「お前に負荷をかけない様にしている」と言っている様なもので、信用できない。
本当に負荷をかけたくないなら、私生活を切り詰めて、定時帰宅しても生活が出来るようにして、生活残業を辞めることから始めよう。
切り詰めたくないなら、自力でお金を稼いで、生活を維持するべきだ。

そうしたことをやらずに全力で生活残業をしている。努力の方向性が間違っている。


生活残業が有る職場では、労働者は大変だなと思う。自分の生活だけでないくて生活残業者の生活も支えている。
生活残業が増えれば、残業をする前提の給与体系になる。昇給カットされ、残業手当以外の手当が無くなる。なので、必死に仕事をして定時帰宅している人の給与まで下がる。
結果的に、本来付く手当や昇給が生活残業代になっている。言い方を変えると、定時帰宅している人が、生活残業代を払っている。
真面目に働いている人が報われない。


営業も生活残業代まで仕事を取ってこないといけないので大変だ。
生活残業はみんなの負荷を上げていく。


生活残業が多い企業では、給与が上がることが無い。仕事の負荷も減ることも無い。
労働環境は劣悪になる一方だ。そんな、状態で働きたくないなら転職しかない。
転職がリスクだと思うなら、私生活では出費を抑えて貯蓄しておいた方が良いと思う。お金が有れば、転職のリスクは容易に取れるはずだ。