進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

先延ばしはいい効果があることもある

ドラマを見ていると「明日ややろうは、馬鹿やろう」といったセリフを聞いたことがある。ジャニーズのイケメンのタレントが言ってた。僕が言ってもスベルだけのセリフだろう。
このセリフの様に一般的には、先延ばしすることはよくないとされている。実際に先延ばしすることで悪い結果を出すこともあるだろう。

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学生の頃だと、夏休みに宿題があって、宿題を先延ばし続けた結果、最終日間際になるまでほとんど終わっていなくて『何でもっと早く済ませなかったんだろう」と思って必死に宿題をすることはよくある話だ。
定期試験だと、試験勉強を先延ばしにすることで、試験範囲の勉強が終わらないまま、試験を受けて、望まない結果を出すこともある。
先延ばしをすると、損することが多いのは、学生時代に経験から学んだはずなのに。なぜ、社会人になっても先延ばしをしてしまうのか。

怠けることは。人間の本能であると聞いたことがある。先延ばしは怠ける本能の一環ではないかと思う。
基本的には意識をして早く終わらせようとしない限りは、ついつい先延ばしにしてしまって結局やらないこともある。
先延ばし癖がある人は、だめな人だと思い込んでいた時期もあったので、僕も、先延ばし癖を直すために、どうすれば良いのかと考えたり。頼まれたことは、すぐにやるようにしていたこともある。
しかし、仕事をし始めてからは、ダメなイメージがある先延ばし癖が良い結果に繋がることもある。


会社に就職して働くようになると、仕事を振られるようになる。中には、何の意味も無いように思える仕事もあった。その仕事は、組織にとっても、個人にとっても必要が無いものであったと思う。
始めの頃は出来るだけ早く、頼まれた仕事をしようと頑張っていた。必要が無いものでも早く済ませることで気を楽にしたかった。
しだいに気が進まなくなり、先延ばしにするようになっていき、最終的にはしないようになった。
そうすると、必要がないと思っていた仕事が振られることが無くなった。
気が進まないので先延ばししていると、仕事がうやむやになっていき、最終的には消滅した。やらなくてもいい様になった。


学校での宿題や試験は、いくら先延ばしをしても無くなることが無い。一方で、仕事は、常に状況が変わるので、先延ばしにすることで、仕事の納期が変わったり、仕事内容によっては先延ばしをすることで無くなることもある。
特に、必要がなさそうな仕事は、先延ばしすることで無くなることが多いように思える。上司も次第に催促しなくなっていく。
仕事を馬鹿正直にやっていた頃は、必要が無い仕事をしつつ、他の仕事をしていた。必要じゃない仕事を継続してしつつ、新しく仕事が入ってくるので大変な思いをしていた。
先延ばしをすることで仕事が減って楽になった。馬鹿正直に仕事をやることが必ずしも正しいとは限らない。


このような仕事をやったところで、全てダメになったこともあるし、他にやることがあるのに必要ないと思う仕事をやるのは、精神的に疲れる。
組織には、いらない仕事がいっぱいあると思う。仕事を振られた際は、本当に必要なものか考えて「先延ばし」を使いつつ取り掛かかるほうが楽に仕事をこなせる。


必要がなさそうな全ての仕事が先延ばしにすることで無くならないにしても、減ることもある。
真剣に聞く人が誰もいない発表会で、発表したときも資料作成時にある程度は、先延ばしにより作成時間の短縮をすることが出来た。
発表日が決まっているので、資料を早めに作成すると、発表日直前まで上司から修正するように言われることがわかっていた。
資料が良くなるなら、何回も修正をすることに価値があるが、上司好みの資料にされるだけなので、意味が無い。
資料を作っておいて放置して、催促されるまで上司に提出しないようにすることで、修正回数を減らすことが出来た。


全ての仕事を先延ばしにすることが出来ないが、このやり方は、一部の仕事に対して効果があると思う。
必要が無い仕事で手一杯になることを避けるためにも、「先延ばし」を使って少しでも楽に仕事を進めるのは有りだ。