進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

学生の頃の友達と飲み会してきたら、労働に関する発見があった

ストレートで大学を卒業した友人と僕の3人と大学中退した友人1人の5人で飲み会をしてきた。
大卒した人は、新卒で入社した会社の正社員を続けている。大学中退した友人は、転職して派遣の仕事をしている。
僕が定時帰宅したときの手取り月収が16万円であると、友人に伝えることで給与の話になった。
そうすると、大学卒業した友人の給与を聞いたあと、大学中退した友人の給与を聞くと、大卒組より給与が高かった。大学中退した友人は「みんな正社員だから、もっと貰っていると思っていた」と言っていた。

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学生のころは、学歴が高い方が給与が高いと思っていた。正社員だと昇給がある分、派遣社員より給与が高いと思っていた。
働きだしてからは、正社員でも昇給が少ない会社もあることを知った。ブログで労働に関して書くようになってからは、正社員であっても、大して稼げないことに気が付いて雇われの仕事をしているうちは、手取り額に大きな差が付かないことに気が付いた。
正社員であっても、儲からない会社に入社しえしまうと、安い給与で長時間労働させられることになる。派遣であっても、儲かっていているところで働くと、高い給与を貰うことが出来ると思う。
今は、正社員より派遣社員の方が給与が高い時代になっていて、必ず正社員が報われない時代になっているのでないだろうか。

日本では正社員信仰のようなものが有り、派遣社員の方が人気が無い。
とにかく正社員で働いた方がいいと思っている人が多い。基本的には価格は需要と供給で決まる。給与も例外でない。
働きたい人が多いということは供給が多いので価格が下がる要素になる。正社員になりたい人が多いと、安い給与で求人出しても応募する人が出てくる。
安い給与でも働く人が居ると、給与が安い正社員が出来てしまう。
一方で、人気が無いと人を集める為に給与を上げるて募集するので、人気が無い派遣社員は給与が上がることが有る。


派遣社員は契約期限が有る。期限が有ることで仕事が多くあって利益が出ている時だけ雇うことが出来る。利益が出ている時であれば高い給与を支払っても、企業が倒産することが無い。
仕事が減って利益が減ると、契約更新せずに辞めてもらうことが出来る。契約が終わった契約社員は、他の忙しい会社に派遣されるので、また高い給与を貰いながら仕事をすることが出来るかもしれない。
正社員は、契約期限が無いので、仕事が無い時でも基本給を支払う。だから、仕事が少ない時でも会社に損失が出ない給与にされるので、安くなる。


正社員だと会社の利益を最優先に考えることが求められる。
会社の利益が出なくなると、正社員は自己犠牲をしてでも利益を出すことを求められる。具体的には、正社員だとサービス残業をしてでも会社の利益を出すように求められる。
サービス残業をしていたら、働けば働く程、時給が下がることになる。
派遣社員だと、契約に沿って仕事をするだけなので、働いた分だけ給与が増える。もし、サービス残業を強要されたら、契約違反なので仕事を断って他の派遣先に行くことになる。
正社員の方が派遣社員より雇用契約したときの給与が高いとしても、サービス残業をしているうちに、同じ時間働いた派遣社員の方が給与が高くなっていることも有るだろう。


今までは、漠然と正社員の方が給与が高いと思いこんでいた。実際は、派遣社員の方が高い給与を貰うことが有る。
仕事を選らぶ際は、正社員限定で探すと損するかもしれない。
正社員を希望する人が多いと、就職が難しくなる。就職しても、サービス残業などを強要させられているうちに魅力がない給与になっていることがある。
正社員だと定年まで働けると思うかもしれないが、正社員であっても、何年後かにはリストラの対象になっていることも有る。この点も、派遣社員と同じである。
正社員や派遣社員といった所属で決めるのでなく、雇用条件だけ見て決めることでいい条件で働けるかもしれない。