進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

セミリタイアしてみて 半月編

資産不足な上に給与所得以外に収入源がない。ついでに予期もしないタイミングでセミリタイアしてしまった。
当然、次の就職先が決まっている訳もなく。バイトも決まっていない。しかも、正社員はもうやりたくないと思っている。
傍から見たら無謀なセミリタイアをしたなと思われるかもしれない。
ネットでセミリタイアって調べると、30代でするには蓄えが1億円要るとのことた。僕は当然そんな額は持っていない。
とわ言ってもこの1億円ってサラリーマンが毎月使っている額を使い続けて、収入も得ない前提になっている。セミリタイアというよりか完全リタイヤするための額と言ったところだ。

職も収入も資産も足りない。
そんな無謀なセミリタイアをした僕でも今のところ毎日何をしようか考えながら生活している。
サラリーマン時代に有った。休み明けの5連勤が気になって、休みが楽しめないなんて事が無い。
辞める数年前は、定時帰宅、納期は気にしないそんなサラリーマン生活をしてた。それでも、少しは次の出勤日が気になってた。

出勤日のせいで休日が楽しめない経験もしてた。
社畜時代には日曜日に隣の県まで1人でツーリングに行ったが、次の日からの仕事が気になって目的地の滞在時間30分未満だったこともあった。
日曜日の午前中から酒を飲んで明日の仕事を忘れよと努力したこともあった。努力する方向が明々後日の方向を向いている。
酒を飲むお金が有ったら、少しでもセミリタイア資金を蓄えれた。
他にもあるが、書き出すとキリが無い。

仕事を続けてたら、次の5連勤を気にせずに休むなんて経験は出来なかった。会社が傾かない限り、定年まで続いてた筈。
定年になってから、自由になっても人生の良い時期は終わっている。僕がその年齢になったら、体力的、精神的、健康的理由から何も出来ない。
会社からすると、サラリーマンでも魚の頭と尾はくれてやるってな感じなんだろうな。
セミリタイアすることで、人生が頭と尾だけになる事態は避けれた。

無謀なセミリタイアしてみて意外だったのは、先の不安が減ったこと。
職場に居た頃は、退職を先延ばしにしているあいだに、大きな病気をして治療しても後遺症が残る。或いは大怪我して、健康を失ってから退職したでは後悔してもしきれなかっただろう。
怪我や病気は避けれても、加齢によって老眼になるとか体力が衰えてからセミリタイヤしても後悔するだろうなと思ってた。
目が良い時に薄暗い工場や事務所のパソコンで下らない作業をしたり、社畜さんのしかめっ面を見る。
目が悪くなってから綺麗な景色や趣味でパソコンの画面を見るでは、人生が無駄すぎる。
健康な間に辞めれたことで、社畜さんをしている頃の最大の後悔は避けれた。
今のところは、最大の後悔を避けれたから良いかと思っている。

無謀なセミリタイアして働かない生活をしてたら、お金に困るかもしれないが仕方ないと思っている。
やりたいことしているのだからお金に困るのは仕方が無い。
ほんの一部の人を除いて、やりたいことをして稼げる人なんて居ない。
例えば、野球が好きな人って沢山いるけど、プロとして稼げる人ってほんの一握り。
それ以外の人って、お金を払って野球を見に行ったり、自腹でグローブなど買って草野球している。
僕のセミリタイアも草野球に近いことをしている。
お金に困る時が来てから困ればいいかと思っている。
最悪、社会のセーフティネットに頼ればいい。
今は、とりあえず自由な時間を楽しむ。
必要になった時にまた、動けばいいやくらいの気持ちでいる。