進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

無駄なものを買わない様にしよう

30歳になると、特に欲しいと思うものが無くなってくる。
若い時は欲しいものがたくさん有り、お金が有れば使っていた。いつも貯蓄が無い状態だった。

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若い時は経験値が足りないから、お金で欲しいものを買うことで、劇的に自分の人生が変わるものだと思っていた。
お金を使うことの期待値がかなり高かった。
年を取ってお金を使う経験を想像していく内にお金を使うことで得られるものは大体予想が付くようになる。
大きな額を使っても、劇的に変わることは無いと思う。

一時、ロードバイクにはまっていた。その時に高いロードバイクと安いロードバイクを買った時がある。値段は3倍位あった。
値段が高い方を買った時の方が満足度は高かったが、値段の差ほどは無かった。価格は3倍だけど満足度は、1.2倍位だった。
乗った直後は値段が高いロードバイクの方が性能が高さを感じることが出来る。人は慣れてしまうので、乗っているうちに、その性能が当たり前になって特に感動することも無くなる。感覚的には、安いロードバイクを乗っている時と大きな差は無い。
使う金額が10倍になっても100倍になっても、この延長線上でしかないので、お金を使うことで得れる満足度は大体予想出来る。価格に比例して満足度が上がらないので、お金を使って得れる満足度を上げる為にお金を使いだすときりが無い。

若い時は、普段身に着けるものにも気を付けた方が良いと思っていた。毎回違う服を着た方が良いと思い色んな服を買って着ていたが、窮屈な服は着ないようになって、着やすい服ばかり着るようになった。
毎回同じ服ばかり着るようになった。同じ服を着ていても何も変わらない事が分かった。

周りの人から自分がどのように見えているか気になる時期があったが、自分が気にする程、他人は見ていないことも知った。
服が好きな人は色んな服を着ることで幸せな気分になるかしれない。
服に興味が無い人は、毎回同じ服を着ている方が気楽に過ごせる。同じ服を着て着れなくなったら同じようなものを買う。そうすることで無駄な出費が減るので低コストの生活が出来る。
他にも、家電に興味が無いなら最低限の性能が有れば十分で、最新のものを買わな着て良いから、壊れたら同じようなものを買う。パソコンも、ネットで動画見たり、ブログを書けたら十分なので、型遅れのモデルで十分になった。
お金を使わなくなると、欲しいものを買わなくても生活に困らないことが分かった。
そうしているうちに、自分が必要なものを把握できるようなってくる。物欲は無くなり、無駄使いをしなくなる。壊れたら同じようなものを買えばいいと思える。
欲しいものを買わなくても生活に困ることがないことも分かった。

ただ、消費社会は、人の欲を煽ってお金を使わせようとする。広告とか量販店がたくさんあって、見たりすると欲しくなる仕組みになっている。
店員さんは、物欲を煽って客にものを買わせるプロだから、上手いこと物を売る。乗せられて買わない方がいいことは分かっているが買ってしまう。
先日、店員さんに煽れれる以上にものを買ったら、店員は引いていた。あれだけ、商品を売ろうとしてくる店員さんでも引くことが分かった。
お金は使いだすと依存性が有るのか、お金を使いだすとまた使いってしまう。気を付けないとお金を使いすぎてしまう。なので、浪費家の気持ちも分かる。

子供の時は数百円で満足できていたが、年を取るたびに使って満足できる金額が上がっていく。
これは、お金を使うことに慣れてしまってもっと高い金額でないと満足できない様になっている。この感覚はお酒に似ている。
最初は少し飲むと酔うことが出来たが、毎日飲むと強くなり、酔う為に飲む量が増えていく。
お金も、使いだすと、満足できる金額が上がっていくので、生活コストが上がっていく。

労働者だと、お金を使った分仕事をして稼ぐので、使うほど労働時間が増える。
生活コストが上がる程、長時間労働をしないといけないので、お金の使い過ぎに気を付けないといけない。