進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

お金が欲しいループ

f:id:sato1987:20191130040148j:plain


お金を求め出すときりが無い。新入社員の頃だと。給与が月に20万円程で手取額が17万円貰えると、大金を貰っている感覚になった。
毎月の様に貰っていると、当たり前のようになっていく。
自分以上に貰っている人を見かけると、自分の給与が安く感じる。
実際に、給与が安いと言う人が口にする根拠は「他の会社に勤める知り合いと比べて安い」が殆どだ。


年収が300万円だとする。周りの年収が200万円なら、300万円は高く感じる。
もし、周りの年収が400万円なら、自分の年収が低く感じる。
低いと嫌だから、年収を上げる為に残業や転職する。
年収が上がれば次はもっと高所得の人が目に付いて、所得を上げようとする繰り返しだ。
お金を求めだすときりが無い。事業に成功して何億もの収入を得た人でも足りないと感じているはずだ。
「お金がもっと欲しい」の無限ループにはまって、年収を上げる為に苦労を続ける。

年収を上げることで幸せになれると思い込んでいるだけで、上がってもそんなに変わらないと思う。もっと上を目指すと、苦労し続ける。
年収を上げることも大事だが、もっと大事なのはいくら有れば困らない程度の生活が出来るかを把握する。
稼いだり貯めるにしても「お金が必要な理由」や「使う目的」を考えることが大事だ。
最低限の生活費が稼げたら、それ以上は要らない。上がったところで税金は高くなるし、仕事の責任や難易度も上がる。
さすがに、単純作業をしていて、年収が1億円なんて有り得ない。収入を上げるには難易度の高い仕事をすることになる。

僕たちが思っている以上にお金は必要無いと思う。
おいしいものを食べるにしても、高い料理が値段の割に美味しいとは思えない。
珍しい料理だから高値がついていて、味が美味しいかといわれると疑問に思う。僕の感性がずれている可能性も有るが、間違えでは無いと思う。
美味しいものを食べたければ、空腹の状態で食べればいい。空腹になるだけなら、タダでも出来る。

物欲を満たせれば幸せになることもない。
物を買った直後の満足度が最大値ですぐにさめる。買う前にこの服を着れば、かっこよく見えるなど、幸せになる将来をする想像するが、買ってもそんなに変わらない。
中には、購入しても使わないこともある。
所有して喜びを得ているのは間違えで、獲得した喜びを得ているので、物欲が満たされることは無い。所有して幸せになることは無い。
お金でものを買って幸せになれない。

人は意外と少ない金額で満足できる。
学生の頃だと、1人暮らしでも月に10万円未満の金額しか使えなかった。
最低限の生活して、少し遊んで終わってしまう金額だ。それでも、楽しいと思えた。
一方で、社会人になって学生の頃より何倍も使えるお金があるにも関わらず、辛そうに毎日を過ごしている人も居る。
雇われ仕事で辛くなるのは、今の職場に辞めてしまうと収入が減って不安になるからだ。
事業で成功して、多額の収入を得たが、その後破産する人も居る。
お金なんて便利に過ごすための道具なので、必要以上有っても意味が無い。必要以上稼ぐために苦労しては、本末転倒だ。


どれだけ必要なのは把握して、それ以上は稼がない方が幸せに暮らせる気がする。