進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

残業代の割り増しはされているのか

残業時間中は時給が1.25倍になる。従業員目線で見ると、残業は割り増し分が有る分お得感が有ると考える人もいる。
ブラック企業に限って残業を推奨している。これが不思議で仕方が無い。ブラック企業は従業員を搾取することしか考えていないから、時給は少しでも安く抑えたいはずだ。
「うちは残業代を払っていないから関係ない」とブラック企業の声が聞こえてきそうだが。そんな企業は論外だ潰れろ。

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ブラック企業が残業の割り増し分を払ってでも従業員に残業させようとしているのには裏が有るはずだ。
残業をさせた方が、時給が安くなるカラクリが有るのだろう、少し考えたら本給の一部をボーナスで支給することで時給を下げることが出来る。
当たり前だけど、残業代は本給を時給換算したときの時給×1.25倍で計算される。本給が高いと残業代の単価が上がる。僕も残業をすると時給が上がると思い込んでいた。
しかし、本給の一部をボーナスで後払いすれば、時給を下げることが出来てしまう。ボーナスは月収の何カ月分を支給されると書いて有り、月収ベースである。支給される月の数によっては、残業時間の方が、定時までの時給より安くなることも有る。
求人を見ていると、年に5カ月分支給されると書かれているところが多い。なので、ボーナスが5カ月分出ると仮定して時給の計算をしてみる。

月収が20万円だとすると、時給は20万円÷21日÷8時間で1190円になる。これに残業の割り増し分である1.25倍にすることで残業中の時給は1488円になる。
次に5カ月分のボーナスを月割にすると1カ月当たり、8.3万円になる。これを本給に足すと、28.3万円になる。時給は28.3万円÷21日÷8時間で1684円になる。
ボーナスがを月割りにした時の時給の方が高い。

残業時間中は時給が割り増しされるので得だと考えるのは間違えだ。考え方によっては残業中の方が時給が安いので、経営者からすると、従業員を長時間残業させた方が安い時給で労働させることが出来てしまう。
ブラック企業が残業を推奨するカラクリは、ボーナスで後払いすることで本給を安くして、残業代の割り増し分である1.25倍にしても、残業中の時給の方が安くなる仕組みになっている。
また、残業をすることで年収は上がるので、来年以降の税金が上がるので、手取りベースで見ると、残業時間中の時給はもっと低くなる。
ボーナスで給与を後払いする企業で、残業を推奨するところは信用してはいけない。安い時給で、従業員を使おうとしているだけだ。


ボーナスが支給される企業で働く場合は、定時帰宅した方が時給が高い可能性が高い。
こうした企業では、残業時間の方が時給が安くなるので、残業時間が長い程、自分の時給は下がる。なので、定時帰宅したやりたいことをした方が得だ。


ボーナスは他の目的も有る。半年後の経済がどうなっているか分からない。もし、会社が設けることが出来なくなっていた時にボーナスを損失に充てることで会社を守る。
あろうことか、従業員に払うお金で保険をかけている。一方で、従業員が努力して、会社が利益が出ても還元されない。損をした時だけ絞られる。
ボーナスが有ることを有難いと思うのでなく、後払いは辞めて月収を上げろと言うべきだと思う。


経営者が残業を推奨するなら、ボーナスを月割りにして本給に加えてから言うべきだ。残業代はキッチリ割り増しして受け取れる。こうした企業で残業をする価値があるかもしれない。
一方でボーナスで後払いされるこおとで、割り増しされていると思っていても、実際には、残業中の方が時給が安いくなっている。
ボーナスが有り残業が多い企業では、正当な残業代が払われてない可能性が高い。残業中は体力的に辛い分も、仕事の生産性を落とす。残業単価が安い分、楽に仕事をする位で十分だ。