進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

労働者は長時間労働に苦しめられている

仕事の妨げ…味の素「労働7時間に短縮」やめた 

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労働時間の短縮を進めていた味の素だけど、7時間15分が限界ということになったそうだ。 現状でも十分短くなったとはいえ、目標の7時間までは短くできなかったのは残念だった。
とわ言え、この取り組みは高く評価できると思う。
今後も味の元には優秀な人が集まって、利益を上げ続けて頂きたい。労働環境を改善できる企業が残って、労働環境がを改善せず、会社の利益だけを考える企業は潰れたら、雇われ仕事も悪いものでないと思える。


労働時間削減を経営者自身が行うには勇気がいる行動だと思う。仮に労働時間の短縮が出来たとしても他の会社と労働時間を合わせておけば、簡単に利益を得ることが出来たかもしれない。
労働時間削減を行うと、他の企業からクレームが着たはずだ。日本人はなぜかみんな同じ様に行動することで安心する。その行動がみんな不幸にする結果だとしても安心している。


労働時間に関しては、多くの企業が「残業時間の削減に取り組んで36協定を守る」なんて、当たり前のことをやっているなか、就業時間の削減に取り組むなんて並大抵に出来ることでない。
そもそも、36協定なんて規制なんだから、守れて当たり前である。規制を守れない製品を世に中に出してはいけないのと同様に、36協定を守れない企業は求人を出すことを法律で禁止するべきだ。
残業自体も例外的な労働時間なので、わざわざ削減を目標にするまでもなく、削減することが当然である。残業がない状態が正常である。
これを従業員に置き換えると、始業時間に会社に居ることを目標にしている様なものである。毎日残業が有る企業は、毎日遅刻くる従業員と同じである。


労働時間は、給与以上に繊細な問題である。
経営状態が悪くなれば、ボーナスカットで給与を下げると言えば、納得する従業員は多くいると思う。
しかし、経営状態が悪いから就業時間を1時間延ばすと言われると、反論する人が多くいるはずだ。そもそも、殆どの企業は8時間以上働かせると違法になるから出来ない。
労働時間が伸びると転職する人が続出するだろう。一度、所定労働時間削減すると、元には戻せない。


殆どの経営者は、一度雇った従業員の時間を可能な限り長く使って利益を上げようと考えている中、所定労働時間の短縮に取り組んだ意味というのは大きい。
世の中の経営者が「労働時間を長くすれば、利益を上げれる」と貧相な発想しかできないから、海外から日本の労働環境は劣悪だと評価される。
長時間労働時間をすれば利益を得れる訳でない。
仕事の成果は、生産性と労働時間で決まる。労働時間が長くても生産性が低ければ、成果は少ない。


労働時間は、給与以上に仕事に対するやる気に作用する。長く成れば長い程、生産性は落ちる。
僕は、残業が有ればあからさまに仕事を楽にしようとする。生産性を落としてでも出来るだけ楽に仕事をする。ゆっくり仕事をしたり、休憩を長く取っている。
その日の計画も立てずにダラダラ仕事をしている。その週の休日に会社の予定が有るとなれば、平日は休日が無くなるので、その分手を抜いて仕事をする。
他の人は僕程あから様にサボって生産性を落とすことは無いとは思うが。
人は1日に使える体力や集中力は決まっている。それを労働時間に振り分けると、単位時間当たりの労働の質は落ちる。当然、生産性は落ちるし、ミスも多くなる。
残業が多くなると、次の日も疲れを残したまま仕事をするので、集中できない。なんか、1週間ずっと仕事をしている感覚に陥る。とにかく怠い。


一方で、定時帰宅できるなら、その日の予定を立て、効率良く仕事をこなす。
予定どうりにいかないなら、休憩時間を割いてでも仕事を進めてる。単位時間内にする仕事量が多くても怠さを感じない。
定時帰宅出来れば、平日に自分の時間を持つ事が出来れば、気分転換が出来る。


凡庸な経営者は、労働者を出来る限り長時間使えば、お得だと考えているが。実際には違う。
転職した人や、友人に話を聞いても、残業が短い人程、給与が高い傾向にある。高い給与を払う為には生産性が高い必要がある。残業が少ない企業の方が、生産性が高い証拠でないかと思う。


労働時間の短縮を進めた企業の利益が出せる世の中になって欲しい。そうなれば、「労働時間短縮=利益が出る」となり、凡庸な経営者も労働時間短縮に取り組むだろう。
どんどん短縮していくと、副業をする労働者が出てきて、その中から成功した人が出てきそうだ。
雇われて仕事をする常識から解放されて、自力で稼ぐことが常識となるかもしれない。