進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

仕事が有るだけで幸せなのか

「仕事があるだけで有難い」と言った価値観が有る。
給与は安く長時間残業をして人間関係に悩んでいたとしても、正社員として働いているのだから、我慢して働く方がいいとされる。
仕事が辛くて「辞めたい」と相談しても止められるのは「仕事があるだけで有難いと思え」と言う価値観が有ることが根底にあると思う。
失業するより、雇用条件が悪かったとしても正社員として働く方が幸せだとされている。

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僕は、正社員として働くことが無職より必ずしも幸せだとは思わない。
正社員で働いていたとしても、サービス残業を強要されて、過度な責任感を持たされて激務を続けた結果、体調を崩してしまっては元も子も無い。
会社に尽くしたとしても、会社は従業員の為に尽くすことは無い。一度、体調を崩して鬱になったら再発する確率は高いと言われている。
こうなって取り返しが付かない様になる前に、逃げてしまった方が、良いに決まっている。元気であれば、すぐに次の行動が取れる。


過度に仕事をしてしまうのは、正社員信仰が強いからである。
確かに、非正規雇用やフリーターより正社員の方が肩書はいい。生涯賃金をみても正社員の方が高くなっている、年金や保険も優遇されている。
定年まで働くとそこそこの退職金を受け取ることが出来て、退職金は税金が免除される利点もある。
しかし、この地位を守る為に激務に耐えて、体調を崩してしまっては本末転倒である。
無事に正社員を続けれたとしても、労働に多くの時間を費やすことになる。正社員をしている間は、1カ月すら自由に過ごすことが出来ない。
時間を犠牲にしてまで、正社員の利点を守る価値が有るか疑問に思う。
今後の雇用環境がどうなるかも分からない。

 

今は、正社員が優遇されているが、今後も正社員と言う立場が今と同じ様に保護されるとは到底思えない。
現代では大手でも潰れる時代だし、リストラを行う企業も有る。雇用の流動性は今後ますます高くなり、定年まで同じ会社に勤める人は少数になるはずだ。
正社員の立場が優位なのは終身雇用が前提とされている部分が大きい。年金にしろ、退職金にしろ、給与も大手に長年続けてこそ価値が出る。途中で辞めることが有れば、優位な立場を失うことになる。
退職金に至っては、年々減っている。
今後も正社員の価値が下がり続けると思う。正社員の地位に、体調を崩してまでしがみ付く意味は無い。もしかしたら、すでに苦労してまで続ける価値も無いのかもしれない。


特にサービス残業パワハラなど違法行為が行われている企業で、正社員の立場を守りたいがために、仕事を続けたとしても、報われないかもしれない。
という訳で「仕事があるだけで有難い」と言った価値観が有るが、正しいとは到底思えない。
この価値観に当てはまる人は定年をもう定年を迎えているかもしれない。過去の産物だと思う。