進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

雇われ仕事に責任なんて無い

仕事をしていると、職務の責任についてどう考えるか問われることが有る。
いつも「そんなものは無い。責任を持ちたい程の給与を払え」と答えれたらいいのにな。実際には無難に答えている。
正社員だと言う理由だけで責任感を持たせようとする悪い習慣があって困る。
従業員目線で見ると責任感を持っても良いことは無い。責任感を持つこと自体出来ないと思う。

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従業員は上司に言われたことをしているだけなので、責任なんて持てない。
会社が利益が出る仕事を取ってきて、管理職が部下に仕事をフル仕組みなっているので、部下の立場からすると責任なんてない。取りようもない。
利益が出ない仕事を取って来れば、管理職がマネージメントをして、部下の立場で頑張って仕事をうまく回したとしても利益が出ない。利益が出ないことに対して従業員は何も出来ない。
仕事が間に合わないとしても、マネージメントが悪いだけなので、管理職の責任である。今ある人員や設備の処理能力を超えた仕事を振ると間に合わないのは当然だ。その責任を部下に持たせるのは論外だ。
指示にしたがって仕事をしている立場の従業員に責任は無い。

 

権限が増えるに応じて、責任も比例して増えるものである。経営者は責任は責任が大きくて、末端の雇われの立場では、殆ど責任が無い。
末端の従業員だと責任の取りようが無い。仕事の采配を決めたり、人員や利益を何に使うか決める権限が無いと、責任の有る仕事は出来ない。
従業員が持てる責任と言えば、ミスをせずに仕事をするくらいだろう。それ以上の責任を取らせる職場は、経営者が従業員に責任転換しているだけだ。
真剣に捉えてもいいことは無い。そんなことをしても、仕事の責任は経営者並みだが、待遇は末端の従業員になる。経営者と従業員の悪いところ取りになるので辛い思いをするだけだ。


経営者は従業員に責任を持たせようとしている暇が有れば、儲かる仕事を取れるように努力するべきだ。
儲かる仕事を取ってきて、ある程度研修した人なら誰でも仕事が出来るように落とし込めば、儲かるはずだ。
従業員も責任なんて感じずに目の前の仕事をしていれば給与が貰える。利益が出れば人が雇えるので、激務になることは無い。


従業員に責任を取らせる目的は、少ない給与で仕事で過度の負荷を与えたいからだ。
責任感は数値化できないし、曖昧なものなので、雇用契約書に書けない。雇用時間や給与は数字にできるので誤魔化すことが出来ないが、責任感は誤魔化せる。
いくら責任感が強くても給与に反映されない。
責任感が有れば、仕事を頑張らせることが出来る。定時までに到底終わらない量の仕事を振ったとしても、長時間働いて間に合わすだろう。
「仕事が遅いから間に合わない」と言われると、サービス残業をしたり、タダ働きしてでも間に合わせようとするだろう。責任感からサービス残業をさせられても仕事を辞めることが出来ない。
そうなれば、搾取し続けられる。
責任感を持つと給与以上の仕事をさせられている可能性が高い。


責任感を持つなとわ言わないが、持つなら、その組織でどの程度の権限を持っているか、報酬はいくらもらっているか考慮してからにするべきだ。
給与が少ない、会社の予算も自由に使えないなら責任は持つ必要は無い。と言うか、持つことすら出来ない。権限が無いなら責任も無い。