進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

保険の営業も大変だな

田舎の工場まで来て、保険の営業話をする為に来ていた。
昼休みに「病気になったら治療費をどうやって払うのか」「社会人になったら保険に入るのは責任だ」「生命保険料控除が適用されて所得税と住民税が安くなる」などあの手この手で保険を売り込んでくる。
何を必死に保険を売っているのか理解できない。雇われでしかないのだから、もっと楽に仕事をすればいいのにといつも思う。


保険屋が用意した資料を配って「保険に入りたかったら声をかけて下さい」とだけ言っていれば十分だ。
保険加入の手続きだけすればいい。無理して売る必要は無い。売れないのは営業が悪いのではない。
売っている商品自体に魅力が無いか、営業のマニュアルが悪いだけで、雇われに責任は無い。


入院したとしても大金は必要ない。何か月間の生活費が支払えるなら入院してもお金が足りないことは無い。
例えば入院して毎月100万円かかったとしても、高額医療費制度が有り、標準的なサラリーマンの年収なら毎月の支払額は10万円未満になる。
また、医療の発達によって入院日数は減る傾向にある。今後も短くなるだろう。なので、貯蓄が有る人はわざわざ個人的に保険に入って備える必要は無い。
国民健康保険は素晴らしい。これを上回る保険は無い。その代わり、毎月高い保険料を支払わないといけない。保険屋が進める保険は保障対象が国民健康保険と被るのでないかと思う。
個人的に入る保険でこれを上回るには超高額の保険料を払うしかないだろう。そんな余裕はサラリーマンにはない。
毎月高い保険料を払って、更に個人的に保険に入っるとなれば、保険料を支払う為に働いている様なものだ。
若い間に保険に入った方が安いなんて言われるが当然だ。若い時の方が病気になる可能性が低いのだから保険料が安くて当然だ。
年を取るにつれてリスクが高くなり、その分保険料も高くなる。若い時と同じ保障内容で契約すると多額の保険料を支払うことになる。
上がらない給与から、多額の保険料が支払えるとは思えない。年を取って本当に保険が必要になったときには、ショボい保証しか受けれないこともあり得る。


他の利点として、生命保険料控除が適用されて所得税と住民税が安くなる。確かに魅力に感じるが、毎月高い保険料を払って、わずかな節税をしても割に合わない。
節税額より保険屋の手数料の方が高いはずだ。節税した以上に手数料を払っていては意味が無い。


こうしたことはネットで調べれば簡単に出てくる。そんななかで、生命保険や医療保険の営業をしないといけないのは大変だな。
保険が売れないと営業の給与は安いと聞いたことが有る。今後は、もっと情報が簡単に得れる時代になり、同じ売り方をしていても売れなくなっていくのだろう。


保険入って安心だと言うなら、国民健康保険で保障出来ない部分を全て保証する保険を考えて欲しい。
今の保険は、契約内容が複雑すぎて分からない、よく読むと何千万もする高額な治療は適応外とか、回数制限がありと本当に安心出来ない。
先進医療で国民健康保険適応外のものが有れば無制限で保障する。治療を受けると自腹で払った分は少額でも全て支払う保険は魅力に感じる。
契約内容がシンプルで、治療費の支払が必要なくなる保険なら安心できそうだ。
ただ、そんな内容の保険は高すぎてサラリーマンには入れないだろうな。やっぱり個人的に保険は入らない方が良い。