進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

仕事シェアと言う最悪の考え方

それぞれ担当の仕事が降る分けられている。みんなが全ての仕事がこなせるわけではないと思う。
そこで、みんな全ての仕事がこなせる様になれば、ポッキーみたいにシェア出来る。忙しいところに人を集中させて効率良く仕事がこなせると考えている上司が居るようだ。
おとぎ話かな。

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仕事をシェアしても良いことが無いと思う。
簡単にお互いの仕事が出来るようになるまでに時間はかかる。ベテラン並みに効率良く仕事をしようと思えば何年もかかってしまい、仕事シェアでは難しい。
ベテランは何度も仕事をしているうちに、作業を改善しつつ、無駄な動きを排除して、最適な仕事に仕方をしている。
お互いの仕事をシェアすると、効率は下がるだろう。
仕事を覚える為に時間を使って、仕事シェアして効率を落としてで、ろくなことが無い。
シェア出来る様になれば他の人が仕事をしてくれるので、有給が取れるとも思えない。
「仕事を他の人に任せて、お前は休むのか」と精神論で、有給取得拒否されそうだ。結局、今と同じ位しか有給は取れない。
従業員目線で見ると、利点は無い。無駄に仕事が増えるだけだ。


こなせる仕事が増えれば、給与が上がることが当然だと思うが、現状では据え置きである。
同年代で仕事が出来る人と、出来ない人の給与を比べると大差が無い。なので、仕事シェアで多くこなしたとしても、給与は上がらないだろう。
残業も増えるはずだ、自分の仕事が終わっても次の仕事が振られるので早く終える利点が無くなる。
早く仕事を終えると担当以外の仕事を多く振ることが出来てしまう。仕事シェアによって、忙しいところに人を配置して、2交代で仕事を回すことが可能になる。
交代勤務になると、生活のリズムが狂う。


欠点ばかり有る仕事シェアを従業員が自らするはずが無い。
立場を経営者に置き替えると、仕事をしない従業員の給与を上げる様なもので、経営者む自らするとは思えない。
仕事シェアもこれと同じ位無理がある。
従業員も経営者と同じ様に損得勘定をしている。
従業員は自身の利益を考えると早く終わる仕事でもゆっくりしてみんなの仕事が終わる頃合いを見計らって仕事を終われせることが、自身の利益になる。
当然だが自分の仕事が終わても「他に仕事が有りますか」と聞く人は居ないだろう。
また、同調の圧力により他の人が残っているのに自分だけ買えることもできない。
生産量は増えないが、みんなの残業時間だけが伸びて結果的に生産性が下がる。


仕事を多くこなして、生産性を上げて欲しいなら、時間と給与面で優遇される制度を導入するべきだと思う。
雇用契約で定時が定められているのだから、定時までに可能な限り多く仕事をして、時間が来たら仕事をおいて帰ることが正しい価値観にシフトするべきだ。
出社時間を守るのと同様に定時帰宅を守ることが出来るはずだ。
給与も最低保証額を決めておいて仕事を多くすればするほど、給与が上がる仕組みにすれば、仕事を多くこなす利点が生まれる。
与えられた仕事を可能な限り効率良くこなそうとする人がいるだろうし。
新しい仕事をしようとする人も出てくる。
自分の担当以外の仕事を覚えてでも、多くの仕事をこなしたいと思う人も居るはずだ。
給与が上がって、定時帰宅が出来るとなれば、みんな色んな仕事のやり方を試して、多く仕事がこなせる方法を模索し続けるはずだ。
上司や経営者が無理やり仕事をさせなくても、自然と生産性は上がる。


現状だと、仕事をする利点が無いのでサボる方が得をする。
こんな環境で仕事を頑張らせるのは無理である。仕事シェアしたところで生産性が落ちるだけだ。