進撃の社畜

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保険屋の営業に言いたい

保険の営業の話を聞いていると魅力のある商品であるかの様に思える。営業曰く「保険に入ることで安心を手に入る」とのことだ。
大きな病気や怪我をして入院したときに最大何百万円受け取れる。長期入院したときに入院費が保障されるとのことだ。
最近では1日だけ入院して手術を受けて、その日の内に退院する場合でも、入院扱いになってまとまった保険金が受け取れる。
他に数万円程の些細な保障もついている。

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個人的に入る保険は、魅力に難じる。いざと言うときに、保険金が貰えるのはありがたい。保険を掛けると安心する気持ちも分かる。
しかし、疑問に思うことが有る。
大きな怪我や病気で、治療費やリハビリ費用が高額になったときは保障してくれるのだろうか。
そこで、保険の魅力について話してくれた営業に聞いてみた。
「例えば、脳梗塞で入院して、退院後に何年もリハビリした場合は、多額の治療費がると思う。仮に治療がずっと続いたとしたら、いつまで保険を受け取れるか聞くと」
営業は「退院後180日の保証は打ち切る」といっていた。おそらく骨折して入院して退院後にリハビリが何年か続いたとしても、180日以降は保証しないのだろう。
退院後に何年もかかる可能性がある治療に対して、180日の保障が安心だといえるか疑問だ。


受け取れる保険金が何百万円だとしても、受け取れる可能性がどの程度なのか分からない。
金額が大きくても、受け取れないなら保険に入る意味が無い。単純に金額の大きさだけをみるなら宝くじでも買った方が良い。


入る価値があるか見極めるためには、還元率を見ればいい。
還元率(A)は加入者が支払う保険金(B)と保険屋が加入者に支払う保険金(C)の割合である。A=C÷Bとなる。
保険の営業は、営業資料を配っている。その資料の中には、1年間に保険屋が加入者に支払った金額を乗せた資料を配っていた。
金額だけ見ると、支払い学は数百億円だった。金額だけ見ると多いと思える。
しかし、支払い額だけだと意味が無い、保険屋は加入者に多額の保険金を支払っているとアピールしたいのだろう。
ここで、全く意味が無いと書いたのは、支出だけ見てもいい保険なのか判断できない。
こうした、アピールをしたいなら、収入である加入者から受け取った金額を書いてから、それに対して保険屋は支出である保険料の支払い金額を書かないと意味が無い。
収入と支出のバランスが大事である。
保険屋は、支出を公表しているなら、収入も把握している。公表も出来るはずだ。
支出だけ公表しているのでなく、収入も公表すると、ぼったくり商売だとバレルのが怖いから公表できないと邪推してしまう。
もし、そうならやっていることは違法な金利でお金を貸して利益を出している高利貸しと同じである。
実際に保険の営業に「加入者に支払った保険料が分かるなら、加入者から受け取った金額も公表出来るはずですよ」と聞いたら「上に聞いてみます」とだけ言って、まともな返事をもらった事が無い。


保険の営業に「保険は金融商品ですよね」と聞くと「そうです」と答えていた。
それなら、過去何年間の還元率を公表するべきだと思う。還元率が分からない状態で加入させておいて還元率が50%未満の商品ならただのぼったくりである。
その程度の還元率だとすれば、僕なら宝くじでも買う。


おそらく、数字を公表すると、魅力が無い商品だとばれてしまうので、安心を売りにしているのでないかと思う。
もしそうなら、人の不安を煽って高額な商品をうる商売があったっと思う。確か、霊感商法だった。
保険は安心を売りにして、霊感商法は不安を売りにしているだけの違いだと思う。
そういえば、保険やの営業に「保険に入らないで、将来困っても知らない」と言われたことが有る。保険も業者によっては不安を煽ってくるので、霊感商法と同じかもしれない。


個人保険に入るか検討する際は、還元率を公表している業者に絞るべきだと思う。
また、個人保険に入っても、大きな怪我や病気をした時に、十分な補償が出ない。
大きな怪我や病気をした時に頼れる保険は、国民健康保険位だと思う。
国民健康保険は保障期間の期限は無い。治療費が多額になっても国民健康保険から出ると思う。


いざというときは、個人保険で備えるより、国民健康保険の方が頼れる。
個人的に入る保険は、数十万の支払いが出来ない人だけ入るべきだと思う。そもそも、数十万が払えない人が、個人保険の支払いで生活が苦しくなるかもしれない。
やっぱり、保険は入らない方が良い。