仕事をしていると残業が当たり前だとされているが本来なら定時帰宅出来るのが当然だと思う。
定時帰宅をすると何かと障害がある。
納期が厳しい時にほぼ定時帰宅していると上司に「残業をしてでも間に合わせろ」と遠回しに言われた。
僕は「残業はしたくないので、定時帰宅でも間に合う様にして欲しい」と言うと、上司は「俺も定時で帰りたいんだ。お前と違って家族もいる。それでも仕事が有るから残業している」と言っていた。
ここで、本音は「それなら帰れば良いじゃないですか」だったが、会話が長くなりそうだから適当に聞き流した。
定時帰宅したければ、すれば良いだけの話だ。
上司は「俺も定時で帰りたい」と言うなら、定時帰宅すればいい。
囚人でもないのだから、強制的に拘束される筋合いは無い。
雇用契約上も問題は無い。定時まで働いて給与を貰うだけなので、契約違反にならない。法律上も全く問題ない。
なんの為に雇用契約で労働時間を決めているのかと言うと、経営者は何時間でも働かせたいと考える。しかし、法律で上限があるのでそれ以上は無理だ。
一方で労働者は労働時間が短い方が良いはずだ。
そこで、両者の妥協できる労働時間を決める為に雇用契約が結ばれる。残業が慢性的にある企業は、契約時間以上働かせようとしているのでみっともない。
本来なら定時帰宅が正常で、残業が異常だ。
基本的には「定時帰宅したければすれば良い」のではなくて「定時帰宅しないといけない」が正しい。
そもそも、自分の自由時間なので好きに使えば良い。
時間の使い方についてとやかく言うのは、親が子に言うなら理解できるが、大人同士で言い合うには違和感がある。
お互い大人なんだから、契約した時間だけ働いて後は会社にとやかく言われる筋合いはない。
定時まで働きたくない場合でも、仕事を辞めれば労働時間は短く出来る。
自分の時間なので好きにすれば良い。会社が過度に干渉出来ない。
仕事は、生活費を稼ぐためにしているのだから、それ以上は働く必要が無い。
労働者目線で見ると、定時帰宅して、生活費が払えるなら、残業する利点が無いのでやる必要が無い。定時帰宅しても契約違反にならない。
「残業しろ」と言われても「自分の自由時間なんだから好きに使いたい」と言えばいい。それでも強要されるなら「残業を強要された」と言う理由で退職すればいい。もしかしたら会社理由で辞めれるかもしれない。
定時帰宅は全く問題ないが、ここで思うのは、上司は定時帰宅したら生活費が払えるのだろうか。
上司の懐具合に興味は無いので適当に書く。
家のローンが有り、車を維持し養う家族が居れば生活費が高くなる。個人的に保険も入っているだろう。
毎年長時間残業をしているので基本給の割に税金が高い。
実家が金持ちで支援をして貰っていれば生活が出来るが、自力では無理だと思う。
「お前と違って家族もいるんだ」と言われたがその家族のことを考えると残業した方が都合がいい。
結局のところ自分の為に残業をしている。仮に、やりたくは無いが、僕が上司の仕事を手伝ったとしても、残業時間は減る事は無い。
給与は大体予想できていたはずなので、こうなることは結婚する前から分かっていた。独身なら出費を抑えていれば、転職が出来たはずだ。
独身の頃から無駄な出費ばかりしているから、転職をする暇もないほど働いたのでないかと思う。自業自得だ。
「俺も定時で帰りたい」と言うが本当は「残業をしないと生活費が払えないので、やらないといけない」となる。
経済的に問題が無いなら定時帰宅すればいい。
