進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

緊縮財政に根拠なし

緊縮財政をする根拠になった論文がある。
その論文には、政府の負債がGDPの90%を越えると成長率が下がるとのことだ。
政府の負債がGDPの90%以上の国の平均成長率が0.9%で、負債がGDPの90%未満の国の平均成長率が2.4%である。
この論文のデータに誤りがあって、高成長で高借金国のデータが抜けていた。高成長、高借金国の成長率を加味して計算し直すと、GDPの90%以上の国の平均成長率が2.3%であった。
負債と成長率は関係が無いと言える。
なんか、意図的に借金が悪いという印象を与えようとしているのでないかと思う。
緊縮財政をする根拠になった論文に誤りがあり、借金と成長率は殆ど関係が無いことが分かった。


未だに政府の負債が問題視されている。プライマーバランスの黒字化なんて言われるが、そんなことは意味が無い。
借金があっても資産が有れば問題は無い。政府なら返済する必要が有るのか疑問に思う。
確かに個人なら、収入の範囲内で借金をしないといけない。定年が有るのでそれまでに返済のめどをるけないと破産する。
しかし、政府なら寿命はいつになるか分からない。1000年後かもしれないし、2000年後かもしれない。2000年後なら、返済は1000年後から始めても問題は無い。
通貨発行も出来るので、返済が必要なら通貨発行して返せばいい。財政が危機に陥れば近くの国を脅して資金を取ってくることもできる。
日本も今までに何度も経済的に苦しい隣国に支援してきた。
現代だと国債金利がマイナスなので、借金を金利が0になるまで増やして使わずに金庫に入れていて、金利が0になった時に返済したら現金が残る。
借金をして何もしないでも現金が手に入る。
政府は借金をふやしても問題は無い。確かに過度に増やせばインフレ率が高騰するが、インフレ目標値以内なら問題ない。


それなのに、日本では緊縮財政を続けている。
負債が増えることが問題だから増税して税収を増やしているが、緊縮財政をする根拠になった論文が間違いであることが分かった今やる必要無い。
国民に嫌がらせをしているとしか思えない。

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僕は緊縮財政をする目的は、増税して出費を抑えることで景気を悪くして、自力で稼げない産業を増やしているのでないかと思う。
破産するのはかわいそうだから、予算を付けて援助しないといけないと言う発想になる。
予算を付ければ、天下り先が増える。予算を付けている官僚にとっては、緊縮財政は都合がいい。


政府が予算を付けて延命する産業を決めるなんて社会主義のやり方だ。
民主主義なら自力で稼げない産業は潰れた方が健全だ。自力で稼げる企業を増やすためにも緊縮財政をしてはいけない。
僕はお金が集まらない産業は時代遅れだと思う。
お金は人気投票だと思う。現代で必要とされる産業に集まる。例えばスマホの大手キャリアは良く儲かっている。
儲からない産業は役目を終えているか、お金が集まらない。予算を付けて延命する行為は税金を取って、役目を終えた産業に回す行為だ。余計なことをしているとしか思えない。


潰れたら路頭に迷う人が居るが、そうなった人だけ救えばいいと思う。
方法としては、収入が無い人には保険料や税金をかけない。失業保険、生活保護で一時的に救済するだけでいい。
予算を付けて延命するより低コストで出来るのでないかともう。予算が少なければ増税する口実も無くなる。


緊縮財政をする根拠になった論文は間違いであることが分かった。
それなのに続ける目的は一部の既得権益で儲ける人に為にしているとしか思えない。
一部の人の為に、多くの人が犠牲になることはあってはならない。
高借金、高成長率を目指すのも有りだと思う。