進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

ブラック企業は儲からない

ブラック企業は利益が出すぎて困っているのでないかと思う。従業員を安い給与で雇い、長時間労働をさせる。給与が安いので残業代をつけても他社と給与が変わらない。
違法ブラックなら、残業代も出さずに残業させている。労力を強奪して、業務をしている。長時間労働させて潰れた労働者は自主退職に追い込んでお終い。
ことあるたびに社蓄精神を刷り込んで社畜化させている。洗脳後は時間や労力を過度に搾取する。
労力の使い方を生産に例えると、材料を窃盗して製品を作り、生産の際に出た廃棄物は、その辺に捨てる。
真っ当な商売をしている企業に比べてブラックは利益が出し易いはずだ。しかし、ブラック企業に限って利益が出ていない。


僕は利益が出ないのは労働者から過度に搾取しているからだと思う。搾取してくる相手を儲けさせようとは思わない。むしろ、搾取し返そうと考えるのが自然だ。
ブラック企業は過度に搾取するために、本給を安く抑えて、残業をさせようとする。
仕事が多い時は長時間労働をさせることで利益が出るかもしれない。去年は仕事が多くて毎月100時間残業が有る。今年は少ないで定時帰宅する訳には行かない。
ブラック企業は昇給が殆ど無いので、定時帰宅すると給与が少ない。既婚者は生活が出来ない職場も有る。
去年残業が多い分年収が上がるので、今年の税金が高くなる。それに加えて残業代が出ないので、給与が恐ろしく少ない。
労働者は仕事が無くても残業する。その結果、労力を搾取する為にさせた残業が仇となり、労働者が給与を増やす為の手段となる。
全身社畜に改造されている労働者なら定時帰宅すると考え勝ちだが、社畜精神を学ぶ過程で「長時間残業=仕事を頑張っている」価値観を植え付けてしまう。
なので、社畜も仕事が少ないときでも残業して「俺頑張っている」と思っている。社畜にとっても、残業代が付く利点がある。
仕事が無くてもみんな必死に残業する。

 


なれの果てが、仕事はしていないが4.5時間残業する労働者である。

f:id:sato1987:20200130190631j:plain
こんなことをされると利益が減るはずだ。残業代を支払う以外にも損失が出る。
それは、優秀な労働者が逃げていくことだ。
薄給と長時間労働に耐え切れずに、他社に転職していく。残るのは転職活動をしたが内定が取れない労働者や、全く行動力が無い労働者ばかりになる。
もしくは、安い給与でも納得できる程の働きをしていない労働者である。これらの労働者が残っても利益につながりにくい。
残業が多いとなれば、求人を出しても応募者は集まらない。集まったとしても、他社で内定が取れずに仕方なく応募した人だ。
残業が多いと労働者に見捨てられる。見捨てられた企業が利益を出せるとは思えない。
一方で、労働条件が良い会社は利益が出ている。利益が出るのは従業員に与えているからだと思う。


僕は利益を上げたいなら与えるしかないと考えている。
バーニングマンというイベントがあって、裸で砂漠に過ごす。
物を持っていってもいいが、自分で使ってはいけない。誰かにあげることは出来るが、見返りを求めてはいけないルールがある。
そのイベントに参加した人が言ってたのは、一番与えた人が最後には一番貰っていたとのことだ。
ブラック企業は搾取ばかりしている。搾取しかしていない組織に与える気にはなえれない。何も与えてもらえないブラック企業は衰退するしかない。
与えている企業は、労働者からも与えてもらい、最終的に利益を得ている。


労働者から奪ってばかりいるブラック企業は衰退する。
ブラック企業は奪うことしか考えていないので、労働者も尽くしても見返りがないことをすぐに知る。それどころか、一度与えたら、もっと与えろと要求してくるだけだ。こんな相手に尽くしたいとは思えない。
尽くしても無駄になる。
運悪くブラック企業に入社してしまったら、転職するのが一番なんだろうけど、難しい場合は、可能な限り労力を提供しない、働くにしても給与分に留めておくことが大事だ。
働いても搾取されるだけで、労働者にとって何もいい事は無い。