進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

一生分の労働価値は靴下以下

マイケルジャクソンがテレビ出演でムーンヲォークした時に使われた靴下が、2億円で落札される予定とのことだ。
出演後にどの程度、使用されたかは不明だとのことだ。使用頻度についてはどうでもいい。

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2億円と言えば、大卒のサラリーマンの生涯報酬と同じ額だ。20代前半から60代まで働き続けて、やっと靴下が買えるなんて悲しい。
実際には税金が天引きされるので、靴下は片方しか買えない。

2億稼げるサラリーマンは、少ないのでないかと思う。40年働くなら新人から定年退職するまでの間の平均年収が500万円になる。年収が400万円の時期があればその分、600万円稼がないと2億円にたどり着かない。
平均年収500万円稼ぐには、偏差値の高い大学を卒業して、給与が多い会社に入ることになる。
大学は実質的に就職予備校の様なものだとすると、更に4年掛けて、靴下を買うことになる。

今の時代、大学の勉強はネットでも学べる。研究室での研究はネットでは無理だろうと思うかもしれなが、中には研究室に配属されても研究せずに卒業する学生も居る。
僕が知っている範囲でも、卒論が2枚だった学生が居る。1枚は表表紙で2枚目が裏表紙であった。この学生も卒業して就職した。給与は大卒待遇であった。
大学も就職予備校化している。

平均年収が500万円のサラリーマンになるために子供の頃から勉強して常にトップなり、有名進学校に入り、一流大学に入り卒業しする。就職活動で勝ち抜いて、やっと一流企業に就職できたとしても待っている出世競争だ。
その後も仕事第一と考え、出世競争に勝ち抜く。
上司やお客様の前では、頭を下げて、仕事で無茶振りされても不満一つ言わずに、仕事を遂行する。例え帰宅が遅くなっても、仕事はやり遂げる。会社には毎日の様に出社する。
辛くて耐えに耐えて仕事を続けた人だけが、平均年収500万円を得る。そうした生活を定年まで続けて、靴下を片方買う。
競争に勝てなかった人は、靴下すら買えない給与で働き続ける。

サラリーマンの給与は少なすぎる。10代後半から受験勉強を頑張りだして大学を出て、就職して40年以上働いた成果が靴下片穂は辛い。
社蓄は「仕事を通じて成長したからいい」「やりがいがあった」と言われるが、成長して何を得たと言うのだろうか、成果を得た実感は無いはずだ。
成長したのは、おなかの脂肪くらいなものだ。
そもそも「成長」や「やりがい」なんて他人から植え付けられた価値観でしかない。仕事で得るものは給与以外ない。


靴下を買うために長い時間を勉強や仕事の苦痛に耐える為に費やすのは勿体無い。
学校や職場で苦痛に耐えるくらいなら、辞めて好きなことをした方がいい。仮に、経済的に失敗したとしても、靴下片方分の損失だ。