進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

奨学金を貰ってまで卒業する価値が有るのか

景気が落ち込んで、学生がバイトが入れないので生活費や学費が払えないから救済処置として、無利子でお金を貸し出しているみたいだが、容易には手が出せない。
金利と言われても、返済しないといけない。借金をするときは、将来に安定した収入があると思えるから借りる。学生からすると、卒業したところで給与が高い会社に就職出来るか分からない。
妥協して就職したら高確率でブラック企業で、給与は安いし、続けるだけで苦労する。辞めれば、安い給与すら失う。
そんな状況で、無利子であっても借金をしてまで卒業したいとは思えない。
僕も学生をしていたころは、卒業できないと大変なことになると思っていた。卒業出来ないと、もっと苦労すると思うから、簡単に辞める選択も出来ないと考える学生は多いと思う。
借金をしてまで、卒業を選んでしまう気持ちも分かる。

冷静に考えると借金をする時は、損する可能性が有っても場合だと、持っているお金以上の金額を払ってまでしたい経験がある。もしくは、どうしても欲しいものが有る時にするもんである。
借金した以上のリターンが得れると思える時しかしない。例えば100万円かりで事業をして120万円稼げるなら借金しても得するが、稼げる額が80万円なら損するから借りない。
学生も同じで、奨学金と甘い言葉を使われているが、実際には学生ローンである。借金と変わりがない。
学生ローンを借りて、大学に行って、借りた以上の経験が出来たり、学べることが有るなら借りる価値が有る。
学費を払って、卒業したときに、給与の高い会社に就職して、高卒で就職した時の給与の差額で学生ローン返済が容易に出来る場合でないと、ローンはしてはいけないと思う。
今は、学士号を持っていること自体に値打ちは無いと思う。

今の時代は、大学が多すぎる。勉強が出来なくても入学できる大学が沢山ある。恐らく、大学や学科を選ばなければ、誰でも大学に行けるのでないかと思う。
昔は、有名私立が大学の中では、最低ランクであった。学士号を持っている人が少ない。
社会に出ると、官僚や大手企業の役員と言ったいい仕事に就ける人数と大卒の数が同じであった。大卒と高卒との給与差が大きかった。
今は、大卒が多すぎる。一部の優秀な学生だけが官僚や大手企業の役員になり、他は、給与が少ない中小企業の正社員になる。正社員ならまだマシで、派遣社員やフリータになる大卒も出てくる。
大卒だから、良い仕事に就ける時代は終わっている。
盲目的に、借金を背負ってでも、大卒になるのは得策だとは思えない。
就職はついでで、大学には学びたいことが有る。もしくは、大学でしか経験出来ないことがしたいなら、借金をしてでも大学に行くのは、有りだと思う。
そうしたことも無いのに、誰でも行けそうな大学を就職の為に借金を抱えてまで、卒業する値打ちは無いと思う。

借金が卒業した後、負担になる可能性も出てくる。
毎年、100万円づつ借金をしたとしても、4年間で400万円になる。400万円あれば、最低限の生活だと4年は出来てしまう。4年間の生活費を余計に稼がないといけない。
時給1000円で働いたら、4000時間になる。フルタイムで働いても、25カ月分の給与に相当する。それだけ、ペナルティを抱えるのはキツイ。
仮に、借金を背負うのが嫌で、ローンを借りる前に辞めたとしたら、借金が無い分楽になる。

僕も学生の頃は、正社員にならないといけないと思っていたが、卒業して働くと、まともな会社に就職しないと大して給与は多くない。
給与が上がらない前提で、生活をしていると、思っていた以上に生活費は少なくて済む。
アルバイトでも稼げる額である。稼げる時に稼いで、少しの間生活が出来る資金が溜まったら、何か月間かまとめて休むこともできる。
若い間にまとまった自由時間を得れるのはプライスレス。

今の時代は、大卒の希少性が無くなっている。卒業しても報われるとは、限らない。大学を辞めて、就職できなかったとしても、悪い人生でないと思う。
学生で、ローンを組んでまで卒業する必要が有るのかよーく考えてから、借りるべきだと思う。