進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

会社都合で退職が良いに決まっている

仕事を辞める時は「自己都合で辞めた方が転職で有利になる」と言う考え方が有る。
実際に退職する際に「会社都合でやめると次の転職が不利になる。お前のためにも自己都合にした方が良い」「会社都合だと転職で不利になる」と言われた人が居る。

お前の為と言いつつ、損失を押し付けてくる。ブラック企業の定番のやり方だ。「お前のため」と言う言葉が出てきたら何か裏があると思って警戒するべきだ。
そもそも、大人同士なんだから「お前の為に」と言われてもお節介なだけだ。自分の人生なんだから好きにさせて欲しい。

ブラック企業に限てこうしたことを推奨する傾向がある。ブラック企業は、従業員から搾取することしか考えておらず、従業員のことなんて1度も考えない組織だ。
大体「お前の為だ」と言いつつ、会社の利益しか考えていない。退職する際に自己都合を進めるということは、会社都合で辞められた方が企業にとって損失になることだろう。
少し調べると、会社都合の方が企業にとって都合が悪いことが分かった。


会社都合で退職する人が多いと以下の損失がでる。
・行政から支給される助成金が支給されない。
解雇予告手当を払う必要がある。
ハローワークに求人が出せなくなる。

「お前のためにも自己都合にした方が良い」と言うのは、従業員の為でないく会社の利益の為にも自己都合で辞めて欲しいとのことだ。
「お前のため」や「転職で不利になる」と言って脅すのは、助成金ハローワークで無料求人を出したいからである。
会社の言い分を直すと「会社の為にも自己都合で辞て欲しい」「会社が困るから自己都合で辞めろ」となる。本当に困るのは経営者側である。
会社都合で辞めても損するのは会社である。

 

経営者と従業員の損得は相反することが多い。
経営者にとって損失になるということは労働者にとって得する。会社都合の退職は従業員にとって得するのでないかと思う。
会社都合の退職した場合は失業保険の待機期間が7日で最大半年間貰える。一方で自己都合なら、待機期間は3カ月でその後3カ月貰える。
退職後にかかる税金も何割か免除になる。

自己都合より会社都合で辞めた方が経済的に有利になる。
失業保険が支払われる期間が長い方が経済的に余裕が出来る。税金の支払額が少ない方が、少ない資金で退職出来る。資金があれば急いで次の就職先を見つける必要が無い。
時間をかけて次の企業を見極めることが出来る。急いで就職してブラック企業に就職してしまったら何の為に辞めたのか分からない。


他に気になるのは「会社都合で辞めた方が転職に不利になるか」だと思う。
転職した人に聞くと、会社都合で次の転職で不利になるケースは無いとのことだ。
逆に自己都合で辞めた方が根掘り葉掘り聞かれる。入社後に急に辞められると困るから警戒しているのだろう。
会社都合となると理由を深く聞かれることが無いとのことだ。理由を聞かれても「業績が悪くて」と言えば、「それは仕方がない」くらいのやり取りで終わる。
転職に不利にることは無いとのことだ。

会社都合で退職した方が手厚い社会保障と減税の恩恵を受けれる。
会社都合で辞ると、失業保険は長く受け取れて、税金の優遇も有る。転職する際にも不利になることは無さそうだ。従業員にとって損失になることは無い。
むしろ、自己都合で辞めた方が経済的な面と転職で不利になりそうだ。
それなのに企業側は、「お前のためだ」と言って自己都合で仕事を辞めさせ様としてくる。
結局のところ、会社が損をしたくないからだ。
会社の為と言うと、従業員は会社都合で辞めたがるから、騙して自己都合退職に追い込もうとしているだけだ。
なので、辞めるなら会社都合で辞めた方が良い。