進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

労働のリスクとなると盲目になる

サラリーマンは労働になるとリスクに対して盲目になるのか理解できない。
感染症防止の為にパチンコが禁止されたが、労働は通常である。
パチンコ好きの同僚が先輩から「パチンコ行くなよ」と何度も言われて「仕事の方がリスクが高い」と反論していた。僕も言うと通りだと思う。
職場の事務所は、密集状態で会話をする機会も多い。一緒に食堂で昼食を取る。換気もしない。時間も長く最低でも、9時間は一緒に過す。
それに比べてパチンコは、会話はしない。昼食もパチンコ屋に居るみんなで取らないだろう。パチンコ屋には9時間以上はやらないと思う。
少し考えれば、労働の方が感染リスクは高そうなもんだが、パチンコは叩かれて労働は叩かれないのか理解できない。
労働は生活に必要だと社畜に言われそうだが、本当に生活に必要な仕事をしている人は少ない。
生活に必要な仕事は、衣食住に関する仕事である。このうち、外食産業は自粛を求められているので、生活にすぐに必要なものを生産しているところ以外は、パチンコと同様に自粛してもいい。

なんで、パチンコだけが叩かれて、サラリーマンの間では生活必需品以外の事業所での感染リスクが無視されるのは、労働に関するリスクが無視されているからである。
労働は絶対正しくて何があっても、続けるべきだと考えているのだろう。労働さえしていれば、感染症にかからないと思っているのだろう。
労働の本質を見失っている。労働なんて、生活費を稼いで私生活を充実させる為にしているに過ぎない。
パチンコだろうと、製造業だろうと労働する目的は一緒である。
パチンコで感染するリスクが有って自粛するべきだと思うなら、仕事はもっとリスクが高いので自粛するべきだろう。

感染症より労働に関する特別視の方が人を苦しめている。
特別視するあまり、仕事は私生活を犠牲にして当たり前とされる職場は多く存在する。
こうした職場では、長時間労働が当たり前で、私生活より仕事を優先させられる。仕事は激務化して、私生活でも仕事のことを考える。
雇われ仕事なんて、やりたくないことを仕方なくやっているに過ぎないから、長時間労働と私生活でも仕事のことを考え出すと多大なストレスを感じる。
苦しみながら仕事をする人や、うつ病になって社会復帰が困難に陥る人も出てくる。最悪の場合は過労死する。
最悪の場合は、感染症と変わらない。労働を特別視する最大のリスクは、感染症と同等である。
感染症は一時的なもので、ワクチンが出来ればリスクを抑えれる。一方で、労働のリスクを回避する動きは社会では起こっていない。
今後も、労働のリスクは続くはずだ。

僕は、感染症より雇われ仕事を特別視する方が危険性を感じる。
長い目で見ると、仕事に苦しめられる人の方が多くなると思う。
折角、仕事が減って時間が出来た人も多いと思うから、働くリスクについても考えて今後の働き方を変えてもいい。