進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

所有は大変

所有するのも大変だと思う。大変だけど、利点も有るから所有する。
利点はステータスだ。高級な家や車、時計を所有している優越感は有る。ただ、サラリーマンの稼ぎで買える程度のモノだと、誰も見向きもしない。ステータスは実質的に0である。ステータスを感じるには多額のお金が必要だ。
所有することは、維持して管理コストも支払うことになる。所有する利点より大変さの方が大きいのでないかと思う。

昔から所有に苦労していた。商人は金貨を所有する苦労があった。
金貨を沢山所有すると失う不安があるこの不安は金貨を更に所有しても増える一方になる。しかし、金貨を所有していない不安は少し所有する。
と言っていた。嫌味でも何でも無いのだろう。当時は金貨を管理していた人が持ち出だせば、使えたので、持ち出す人も多かっただろう。

現代では、簡単に他人のお金を持ち出せない仕組みにはなったが。少しのお金でも持っていると不安になることがある。
通帳が無くなっていないかとか不安になる人も居ると思う。お金を所有してなければ無縁の不安だ。
お金の維持費はかからないが、精神的な管理コストがかかっている。お金だけでもこれだけ不安になったりする。

これが物になればもっと不安になるだろう。
マイホームを所有したら火災や地震でも潰れる可能性がある。潰れたら自分の収入では損失が補えないので保険に入る。
固定資産税も取られる。ローンを組めば、金利も支払う。
修繕費も必要になるので、お金を積み立てて備える。それが出来なければローンで修繕する。
マイホームを所有をステータスに感じてしまうと余計に手放せない。所有している間はコストを払いつづける。

車も同じで、所有するとコストを払う。車のグレードにステータスを感じる人は、容易にグレードを下げることが出来ない。
経済的に余裕がある間は、買い換えるたびにグレードを上げていくので、維持コストが上がっていく。
サラリーマンをしていると、維持コストは給与で支払う。給与は自由時間を売ってお金に変えたものである。
所有してコストが上がるたびに、労働時間が増えていく。
僕は自由時間を売ってまで、所有したいとは思えない。

もの以外にも地位にステータスを感じる人も居る。
学校を出れば、就職する。正社員になったや、働いていると役職が付いて、それらにステータスを感じて手放せないと苦労すると思う。
正社員をしていると、1ヶ月すら自由時間を得ることが出来ない。長くても10日あたりが限度である。それと引き換えにバイトより少し多い給与を貰う。
冷静に考えると割に合わない。
役職も管理職以上になると、監督管理者とされるが為に、労基法適応から外れる。残業や休日出勤しても手当ては付かない。
労働時間の上限も無い。それと引き換えに、一般の労働者より少し高い給与を貰う。
監督管理者は、経営者と同等の権限を持つとされるが、管理職である課長や部長を見ていても、時間外手当はカットされるが権限は一般の労働者と変わらない。
にも関わらず、管理職だから、責任を背負わされたり、余計な仕事をしている。時間外手当も無しだ。
待遇だけみると何のためにやっているか理解できない。
管理職になったこともなる予定無いので適当なことを言うと、管理職という地位にステータスを感じているから辞めれないのだろう。

世間では、所有する利点ばかり語られるが、所有する欠点もある。
所有することは、お金や時間と言った管理コストを支払うことになる。
管理コストを考慮すると、所有しない方が気楽に生きれる。

マイホームや車を所有しないと、維持コストから開放される。
仕事なんて、生活費を支払う給与を得るためにしている。コストが低いと、フルタイムで働く必要も無い。
プライドやステータスも捨ててしまえば、正社員で居る必要も、会社で出世する必要も無くなる。
そもそも、プライドやステータスが無いのだから、好きな働き方が出来る。

所有から開放されたら割と自由に暮らせると思う。
所有することは、管理コストを支払うことだと伝えたい。