動物園で飼育して娯楽として見世物にしするのは良くない。動物のストレスになるから辞めるべきだとした議論がされている。
捕獲される動物が必死に抵抗しているのに可哀そう。
適性飼育施設のガイドラインまで存在するとのことである。サラリーマンにも飼育ガイドラインが欲しいところ。
動物園では器具やエサの配置転換をして動物が檻の中でも飽きない試みが行われている。同じ職場で働き続けるサラリーマンにも空きが来ない職場は提供されない。
動物を保護について議論する前に、人間の保護について議論して実施するべきだと思う。動物の保護はその後でもいいだろう。
流石に、サラリーマンは捕獲はされないが、多くの人は、学校で勉強だけでなくて「上の言うことは正しい」「上には従順に従え」「みんなと同じ行動をする」「時間を守る」「卒業後は就職して当然」とした、雇用主に都合のいい価値観を植え付けられる。
本当は働きたくない人でも、サラリーマンになり、下手すると永遠に働き続ける。
「捕獲される動物が必死に抵抗しているのに可哀そう」と言うが価値観を植え付けられて働かされるサラリーマンと重なってしまう。
働きだすと自分のペースで働くことも許されないノルマを課せられて無理やり働かされる。
ノルマがきついと精神的に病んでしまうサラリーマンもいる。中には病んだ後も無理して働き続ける。動物園で病んでいるにも拘わらず見世物にされる動物は見たことがない。
仕事が忙しい程度で、私生活を犠牲にしてまで働かされる。
夜行性でもない人が、夜勤をさせられて生活習慣を曲げてまで働く。夜行性の動物が昼間に見世物にされたら可哀そうなら、夜勤の労働者も可哀そうだろう。
見世物にされる動物と言うが、サラリーマンも見世物にされているだろう。接客業ならまだ仕方がないが、工場の作業員や事務職まで見世物にされる。
工場見学が有れば、労働者は見世物にされる。挨拶まで強要される始末である。動物の方が自由に振舞っている。見世物にされて、可哀そうなのはサラリーマンの方である。
挨拶したところでこの職場は「雰囲気が良いから仕事を依頼しよう」となり労働者目線でみると無駄な仕事が増えるだけである。動物は愛嬌を振りまいて、エサを貰うが、サラリーマンは仕事と言うクソを貰う。
「動物園では器具やエサの配置転換をして檻の中でも飽きない試みが行われいる」とのことだが、サラリーマンは全く代わり映えない職場で、同じ労働を毎日繰り返している。
フルタイムで働くなら最低で8時間も労働をする。動物が同じ場所で同じ作業をしたら発狂しそうだ。
動物より知能が高い人間の方が同じ作業の繰り返しをさせられるとストレスに感じると思うのは僕だけだろうか。作業に飽きたら気分転換に休憩をとる。希望者には違う職場で働く配慮は有ってもいいだろう。
僕も動物園を見て理想の環境で飼われている居るとは思わないが、サラリーマンの方が悪い環境で飼われていると思う。
贅沢は言わないがサラリーマンも動物園並みの環境で働ける社会が実現する方が先だろう。
職場でノルマを強要されない。
休憩は好きなタイミングで取れる。
食事は支給される。愛嬌を強要されない。
体調を崩せば治るまで休める。
サラリーマンをしていると、これらの条件のハードルは高い様に感じれるが、動物園でも実現している条件である。
職場と動物園が同等の環境になって初めて動物の待遇について議論するべきだろう。
今は、動物福祉より人間福祉が優先である。
