進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

人手不足の原因は給与不足か長時間労働

整備士の志願者が激減しているとのことだ。

自動車整備士の志願者激減、現場で人材の奪い合い…工場の社長「引き抜きの電話ある」(読売新聞オンライン) - Yahoo!ニュース

参考の記事には、激減の理由は若者の車離れ職業の多様化が挙げられている。

的外れな原因が並べられている。
車の運転に興味が無くても整備は出来る。仕事だと割り切ってやればいい。
自動車免許が無くても運転するのは敷地内であれば、問題は無さそうだ。

職業の多様化しているなら、他の業種も人手不足に陥っていないといけない。
特に整備士の志望者が減っているなら、多様化で説明するのは無理がある。
職業の多様化しても魅力のある条件で働けるなら人は沢山集まる。

整備士の専門学校の校長が「車社会を支えるやりがいのある仕事なのに」と言っているが、今の若い世代はやりがいで働こうとは思わない。
ブラック企業でやりがいは使い古された言葉で、給与をすり替える為に使われている。
大変な仕事をしたら本来なら給与で報いるところ。ブラック企業では給与は増やせないが、やりがいが有ったから良いだろとなる。
それにやりがいは自信から湧いてくる感情であって、他人に言われて感じるものではない。
人を集めたいなら具体的に利点を示せばいい。例えば、給与が高い。休みが多い。1日に6時間労働で良い。
こうした具体的な利点が無いから、やりがいを持ち出す。やりがいは実態が無いのでいくら従業員に提供しても雇用主からするとタダだ。
従業員から搾取する為に使われる言葉だ。それに、仕事はやりがいの為にやる訳ではない。
給与を受け取り私生活を充実させる為にする。
僕は、仕事でやりがいを口にするのは「待遇が悪い」と言っているのと同じだと思う。

専門学校の校長が「やりがい」を口にすることから、整備士の待遇は悪いんじゃないかと邪推してしまう。
求人を見ているだろうし、卒業生から待遇について聞く機会もある筈だ。
良い求人が有れば初任給がいい職業だと言えるし。卒業生が良い待遇で働いているなら、その話をアピールに使えばいい。
使えるものが無いから、やりがいを出しているじゃないかと思う。

整備士の待遇が悪いから、人が集まらないだけだろう。
恐らく給与が安く。ディーラの営業時間は長いから長時間拘束される。
業務も人手不足を理由に激務を強いられる。経営者側が安い給与しか払わないから人手不足に陥っているとは一切言わない。
そんな待遇だと退職者は出るが、今までは整備士の志願者が多くてまた次を雇えばいいやと待遇の改善を一切行わないで放置してたのだろう。
昔は、スマホとかなくて待遇が悪くても退職者が情報を発信する機会が無かったので、待遇が悪いと知る機会も無く。志望者が多かった。
今となっては誰でも情報発信が出来る。整備士経験者が冷遇っぷりを発信して若者が知る機会が増えた。
待遇が悪いなら、整備士は避けようとする人が増えた結果が志願者が激減したのが事実だろう。

人手不足は社会的問題だったり、志望者に原因が有るかの様な書き方をするが間違いだ。
人手不足は全て雇い主側が冷遇した結果である。冷遇を放置した結果、待遇が悪いと多くの人に知れ渡り応募者が減っている。
待遇さえよければ、人は集まる。

逆に今は整備士になれば、一時的に優遇される可能性は有る。
雇う側は、人員を確保する為に給与を払う。
人が足りないとなれば、給与を上げるし。逆に余るなら給与を下げていく。
志願者が激減しているなら、給与を上げてでも採用する職場が有るかもしれない。
とわ言ってまた人が集まる状態になれば冷遇されるのは容易に予想が出来るので、なれば安泰ではない。