進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

出来ない先輩程大事なのでは

仕事が出来ない先輩を舐めてかかる新人が居るみたいだが、控えめに。
僕も新人の頃は、先輩からあの人は働かないと聞いてやや見下していた頃が有った。態度には出て無かったと思う。
入社したばかりは、まだ自分の業務を持っていないから仕事が出来るものだと思っていた。
それから8年経った今、見事に出来ない側になっている。もしかしたら、出来ない筆頭に居る。それでも仕事が出来なくて良かったとも思う。
いかんせ昇給が無い職場なので、仕事が出来ても損失しかない。

出来ないと楽に働きつつ、優秀な人と同じ給与が受け取れる。優秀な人と言っても受け取れる給与はバイトに毛が生えた程度なので悲しいところ。
激務をこなしつつ、薄い給与を受け取る。
必死に働いているにも拘わらず植毛すら出来ない給与。
年をとると、髪の毛も給与も薄くなり、時間も無いので私生活では何も成長できず。辛うじて増えるのは体脂肪程度。
縄文時代なら太れる人は素敵となったが、豊かな今となっては、デブは自己管理が出来ない象徴になっている。
新人だとすぐには、こんな優秀な先輩が低堕落な状況に陥るとは知る由もない。出来る側になったとしても、経営者に搾り取られる人生になる。

出来ない先輩を舐めてかからない方が良いのは、新人の頃は、自分が仕事が出来るかどうか分からない。
仕事が出来ない方が良かったと思える時が来るなんて想像すら出来なかった。
出来ない先輩を舐めてたら、出来ない側に回ると、出来る先輩との人間関係が悪くなる。
ミスすれば怒られる。事あるたびに過去のミスをいじられ気マズイ思いをしながら、先輩と過ごす羽目に。
今更、舐めていた出来ない先輩を仲良くするのも難しい。職場で孤立をするのも必須。
それに、長年勤めている先輩はどんな人でもそれなりに業務に関する知識が有る。
簡単なことでも分からない事が有れば、出来ない先輩の方が聞きやすい。
出来ない先輩でも大事にしておけば、困った時に助けられる。職場での孤立を避けれる。

業務上でも出来ない奴と判断されると楽になる。
簡単な仕事で、こなせる量しか振られない。仕事でミスしても、納期が間に合わなくても上司の責任とされる。
上司も出来ない人に難しい仕事を振ったが余りに、ミスられても納期をスルーされても困る訳だ。
なので、難しい仕事や大量の業務は出来る人の振られる。
出来ない人は、割と楽に仕事がこなせる。
やり方によっては、定時帰宅も可能で私生活も充実させれる。

長年従業員していると、出来る側に回れても得策だとは思えない。
冒頭で書いた様に、出来ても給与は伸びない。
伸びるのは、業務量とそれに応じて労働時間だけ。平日は何にも出来なくなる。
残業代は付くが昇給が増える訳もなく、時給が上がらない。残業するとなんか損した気分になる。
出来る先輩と仲良く出来るが、その人も社畜なので、一緒に仕事をしても苦労しかない。
僕も出来る側を目指して出来る先輩と仲良くしてた頃は、しれっと休日出勤をさせられてたな。
今は、休日出勤なんて皆無だな。


仕事が出来ない先輩を舐めたい気持ちも理解できるが、損失しかない。
出来たとしても従業員にとって損失しかない。その損失分は、従業員と比較にならない多い資産を持っている経営者の利益になる。
出来ない側に回った場合は、出来ない先輩と上手くやれず、ここでも気マズイ思いをする。
取り合えず、先輩を舐めずに仲良くできそうな人とは仲良くしておくのが得策。
長年サラリーマンしてると、楽に続けるなら出来ない側に回って出来ない先輩と関わるが正解だと気が付いた。