進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

経営者気分の従業員は、スカスカになるまで絞る

50代の先輩から、若手が辞めて組織が高齢化している。そろそろ、仕事が続いているお前に上司の仕事を引き継いで欲しいと言われた。
もちろん、「その上司と関わりたくないので」と丁重にお断りした。

50代の先輩も僕ももちろん手取り月給は20万円未満だ。先輩に至っては、去年残業代で年収を増やしている分、税金が高い。手取り時給は、先輩の方が低い。
手取り20万円を越えられない壁と感じている先輩方を見かねて若手が辞めて行く。
それに、手取り20万円未満の労働者は、会社からすると搾取する対象でしかない。経営者からすると、辞められないギリギリを狙っている。狙いを外しているから若手に辞められる。
行動力が無く辞められずダラダラ続けた人や洗脳された人が残っていく。
搾取されている従業員が組織の高齢化を気にする問題ですらない。
給与体系を変えないと、高齢化は解消されない。薄給従業員は、給与体系に口出しすら出来ない。
自身がまともな給与すら受け取っていない。
組織の高齢化の前に自身の老後の心配でもした方が良いだろ。

薄給労働者が仕事の引継ぎの心配もする必要もない。
会社を辞めたら全くの無関係になる。その後会社が儲けようが倒産しようが関係ない。
退職後も、企業年金が受け取れるとか株式配当を受け取れる。会社の利益が自分の利益につながるなら、後輩に仕事を引き継がして利益を得続ける組織を作ろうとする気持ちも分かる。
現状で、給与すらまともに受け取れていないのに、企業年金なんて夢のまた夢。安い給与で多額の配当が受け取れる程、株を買えるとも思えない。
会社の利益が自身の利益に全く関係が無いんだから、引継ぎなんて気にもしないでいい。

薄給労働者にとって引継ぎは損失しかない。
引継ぎによって、こなせる業務が増えたとしても、給与は一切上がらない。
引継いだ業務でも最初から自分の仕事であるかの様に扱われる。当然、納期が有るから業務は激務化し、長時労働を強いられる。
ミスをすれば自己責任とされる。増えるのは仕事量、労働時間、責任、それに伴うストレス。肝心な給与は上がらない。むしろ、ミスをすることで査定が下がってボーナスが減る場合も有る。

それに、業務が他の人でも出来るなら、経営者は「年をとった先輩を解雇出来るじゃないか」とか「もっと給与を抑えて自主退職しても困らないな」となる。
中年以上の従業員は悲惨だ。

元々、経営者は従業員から絞る気しかない。引継ぎをしてしまったが余りに、搾取が加速する。
もしかしたら、転職が難しい年齢になってから、解雇じゃなくて解放されるかもしれない。
引継ぎをしても、給与は下げられ、終いには自分の雇用を失う可能性が上がる結果に終わる。
給与が低いので若手の退職が増えて、組織の高齢化が進む。
従業員が組織について考えて引継ぎをしても悲惨な結果に終わる。

引継ぎをするなら、
経営者が高齢化を解消する為に初任給給与を上げる。
仕事がこなせる従業員には昇給を増やして給与差を付けていく仕組みを作る。
この2つの条件が揃うまでは、組織を心配する必要も自主的に引継ぎする必要もない。気にする価値すらない。

薄給労働者がするべきは、自身の利益を考えて行動すること。
ただでさえ、経営者と薄給労働者の経済力の格差が大きい。これ以上広げても悲しいだけ。サボり散らかしても少し差を埋めてもいいだろ。
昇給が無いなら、最低限の仕事を覚えて暇つぶし程度に働く。可能な限り楽に働く。頑張るのは給与が上がる職場に転職してからだ。
組織の高齢化の心配より、自身の家計の心配でもしておいた方が生産的だ。
ついでに、職場で節約方法でも調べて、きそうなものを絞って実践してみる。
仕事なんて2の次、3の次、いや4の。順番付けたら最後だな。
50代の先輩も僕も手取り月給20万円未満なんだから、楽することだけ考えていればいい。
組織の心配や引継ぎについては、経営者か高給取りだけが考えたらいいよ。

ということで、みんなも薄給なら引継ぎを提案されても丁重に断ろう。
引継いだところで、悲惨な未来しか見えない。