進撃の社畜

ブラック企業を全て駆逐してやる

ブラック企業で生産性を上げても無駄

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ブラック企業では、薄給長時間労働が定番だ。昇給も無いに等しいので、給与を上げるには残業するしかない。
副業をするにしても時間が無い。雇用契約書で禁止している企業も多い。禁止するなら十分な給与を払ってからするべきだと思う。
仕事が少なくても残業代が無いと生活できないので、残業代欲しさに長時間労働をしている労働者も多いはずだ。
結果的に仕事が定時までに終わる量でも残業がなくならない。生活残業があるブラック企業では、生産性を上げても無駄だと思う。
生産性を上げると、残業が無くなって、おまんまの食い上げになる。


ブラック企業も他社と同じ様に生産性を上げる為の努力を従業員にやらせようと必死だ。目的は労働時間の短縮による人件費の削減だ。
しかし、労働者自身が労働時間の削減をする利点が無い。残業代前提の生活をしているので、生産性を上げてしまっては残業が出来ない。
生産性を上げることは残業代が稼げないことにより、生活を切り詰めないといけない。独身なら下げることは可能だが、みんな独身という訳にはいかない。
既婚者は難しい。生活費にマイホームのローンや学費、社畜の給与で買える家は不便で地下が安い場所になるから、車の維持も必要になる。既にローンで買ったしまったももは切り詰めるのは無理だ。
下手したら、家庭崩壊の可能性もある。破産することも有り得る。
頭を使い努力をして生産性を上げた結果、その自己破産するか極貧生活をするの2択なんて酷だ。
ブラック企業では、労働者が生産性を上げると欠点しかないと考えるのは当然だ。自主的に生産性を上げたいとも思わないだろう。


実際には経営者が労働者に生産性の向上を強要しされて仕方なくやっている。
それで、生産性が上がったとしても、当初の目的であった人経費の削減は出来ない。
給与が上がれば好いのだが、ブラック企業では利益が出れば全て経営者が持って行く仕組みになっている。労働者の給与は据え置きである。
生産性が上がっても労働時間は変わらない。必要な仕事が終わった後は、余計な仕事を増やして残業する。意図的に遅く仕事をして生産性を元に戻して、残業をする。
生活費が決まっているので、残業代を含む給与が生活費を超えるまで残業う続ける。結果的に人経費の削減は出来ない。


生産性を上げる努力をするのは、利益が出たときに受け取れる人がやればいい。
現状だと経営者だけが得をする。経営者が生産性を上げる努力をするべきだ。労働者は指示にし従って動くだけでいい。
経営者だけで生産性を上げるのは困難で労働者にやって欲しいと思うなら、成果が出たときに給与が増える仕組みを先に作るべきだ。
労働者は、給与が上がる仕組みが出来るまで、同じ業務を繰り返せばいい。ブラック企業で生産性を上げている余裕も無い。
先に私生活での生産性をあげる努力をするべきだ。給与が同じなら私生活での生産性を上げないと一向に豊かにならない。
ブラック企業の労働者は、仕事は可能な限り楽して、私生活で余った力を使って改善したり、新しいチャレンジをした方が楽しい。