会社の従業員で小学生くらいの子供がいる人を対象にしたもので。
子供が「僕の夢、私の夢」と言うテーマでポスターを描くと、クオーカードが貰えますという回覧が回ってきた。
こんなテーマで書かせてら、社畜の親父が「会社で働くことが将来の夢だろ」みたいなことを書かせるんじゃないかと思う。
仮に「会社で働かずに済むように、学生の頃からお金を稼ぐスキルを身に着けて、卒業後は就職なんてせずに生きてていくことが夢です」と言うテーマで書いたら、社畜の親父が会社に提出しないかもしれない。
結果的に、「会社で働くことが将来の夢」みたいなテーマで書いたポスターが集まってしまうと思う。
社畜以外が見ると、夢も希望もないポスターになるんだろうなと思う。
僕も小学生くらいの時は、サラリーマンとして働きたいと思っていた。そう思っていた理由は、父親がサラリーマンをしていて、いい給与をもらいながら、スマートに仕事をしていると思っていた。
家では、サラリーマンとして働く利点についてしかの話を聞かなかった。実際に給与明細を見せてもらったことは無いし、職場を見に行ったこともない。もし、見ることがあっても会社にとって都合がいいところしか見せないだろう。
僕が務めている会社でも、家族が職場を見学する機会があるが都合がいいところしか見せない。上司が部下にパワハラをしているところや、夜遅くまで残業しているところなどは一切見せない。
あと、社畜は夏休みどころか10連休もできないことが多い。連休が他の社畜とかぶることが有るので、連休中に海外旅行に行くと倍くらいのお金が必要になる。車で国内旅行に行くときも渋滞に巻き込まれる。
今の子供も僕と同じように両親の都合の悪い所を見ないのではないかなと思う。だから、将来はサラリーマンになりたい人もいると思う。
僕は、サラリーマンを実際にしてみていいことは無いと思う。
入社直後の研修では、会社に尽くすように洗脳される。ひどい場合だと、仕事をするために生きるという価値観を植え付けられる。
サラリーマンとして働くと、成長して難しい仕事をすることを要求されるし、責任も求められる。
就職すると、決まった場所で、経営者や上司の管理のもと働くことになる。労働時間も授業より長くなる。
最低限働くにしても法律で認められる上限の時間は、働くことになる。残業も当たり前のようにある会社もあり、多い人だと法律で過労が認定される時間以上の労働をさせられることもある。
上司から理不尽な要求をされたとしても、反論はできない。もししたら会社にいずらくなることもある。
出世して、管理職になったなれたとしても、経営者から理不尽な要求をされる事が有るので、サラリーマンをしているうちは、理不尽な要求から逃げられない。
これらのことをこなして、理不尽な要求に耐えたとしても見返りとして少ない給与をもらえるだけだ。
サラリーマンとして頑張って成果を出して給与を多く貰ったとしても、税金で引かれれるので、実際に貰える金額は多くならない。
サラリーマンとして年収を上げていくと最大で半分くらい税金で持っていかれる。
「僕の夢、私の夢」と言うテーマでポスターを描く時に「会社で働くことが将来の夢」的な内容でポスターを書く人は将来に夢の希望もない人生を歩むことになる。
僕は、会社で働くことは、お金を得るための最終手段だと考えているので、まだ社会に出ていない人は自力でお金を得ることを夢にもつことをお勧めする。
学生の頃は、せっかく長い夏休みがあるから自力でお金を稼ぐ方法を調べて行動してみてはどうだろうか。夏休みの宿題なんかより、よっぽど将来のために役立つと思う。
学校で先生の言うとうりに行動して、宿題をこなしたところで行きつく先は、夢も希望もない社畜だけだ。
僕は、このことに気が付いたのは、会社に就職して3年位してからだ。入社して5年たった今も社畜をしている。
もし、学生の頃にお金を自力で20万円以上稼げていたら就職はしていなかったかもしれない。自力で稼げないので、就職して従業員になるしかなかった。
経営者からすると、利益を上げるために従業員を安い給与で頑張らせてできるだけ長時間労働させることを考える。就職すると給与が安く、労働に時間を取られるので自由な人生が送れないようになってしまう。
従業員として頑張って利益を上げたとしても、基本的に利益は、株主に配られるので、給与が上がることは無い。仕事を倍の効率でしたとしても休みが増えるわけでもない。従業員の立場で頑張っても報われない。
住む場所も会社の近くに限定されてしまう。転勤の有る会社ならもっと住む場所を選べなくなる。
僕みたいな人生を歩みたくなかったら、学生の間にお金を稼げるようになる為に行動したほうがいい。就職は、学生の間にお金を稼げるようになれない場合の最終手段くらいで考えていいはずだ。
