取引先の業者さんと雑談した。
業者さん「担当者が変わったんですか」
僕「給与は安くて次々辞めて行くんですよ」
業者さん「貴社は立派な建物があって、安定して良いと思うんですが、そうなんですか」
とした内容。
僕は業者さんの方が羨ましい。会社は小さいが給与は高いんだろうな。
働いている立場からすると、会社が立派でも安定しているとしても全く利点が無い。
それより、給与が大事になる。
立派な建物を立てるにもお金がいる。
会社が安定して利益を出して口座残高を増やしていくにもお金がいる。
会社は従業員のモノでないので、金持ちでも大きな建物が有っても関係が無い。
他人のものである会社のお金はどこから来ているのか。
経営者が必死に働いて稼いだお金で建物を買うなら良いが、見ている限り働いている姿を一度もみたことがない。
そのお金は、全て従業員の労働力からピンハネして会社の利益として蓄えているから、立派な建物が建てつつ、残高を増やしていく。
本来なら、給与として還元されてもいいお金で会社の建物を買い。口座残高を増やして、残高残高している。
会社は株主のものであって従業員のモノではない。従業員が沢山株を持っているとは思えない。
会社の資産が増えても従業員には全く関係の無い話だ。
どーでもいい資産を増やす為に働いているので、給与に対して過剰に働いていることになる。
それに「会社の経営が安定している＝雇用が維持される」とは限らない。
経営が安定している有名大手企業でも「経営が安定している今だからこそ厳しい経営を」と言って従業員を解雇している。
経営者側に厳しいなら分かるが、従業員に厳しい経営になっている。本来なら、逆ではないか。
他にもお金があれば自動化する為の設備が導入出来る。自動化が進んで従業員が不要になれば解雇される可能性も十分にある。
従業員目線で見ると会社に資金力が有って経営が安定しても雇用が安定しないと意味が無い。
小さい会社で、会社の口座残高も少ないが従業員に利益を還元している。こんな会社の方が従業員目線で魅力的だ。
経営が安定しているより、給与の高い会社で働くのが良い。
大きな会社に入るより、給与が良いかで会社を選んだ方が良い。
給与が良い会社を選んだ結果が大手なら、大手に就職するのも有りだ。安いなら経営が安定しても魅力に感じない。
